2014年 KLMオープン

ビヨーン、KLMオープンでの更なる飛躍を胸に期す

2014/09/11 07:55

2010年以来となる「KLMオープン」への復帰を果たすトーマス・ビヨーンは、今月末に控える「ライダーカップ」に向け、臨戦態勢を整えたいと考えている。

ビヨーンは、今年はグレンイーグルスで行われる米国代表と対戦する隔年開催の大会で、2002年以来となる3度目の欧州代表チーム入りを果たした。

デンマーク出身の43歳は、キャプテンのポール・マッギンリーに招集される際にベストの状態でいたいと考えており、その時に向け自身のゴルフを研ぎ澄ませるには、ケネマーG&CCでの日曜日に優勝争いを演じるのが最良の方法であると感じている。

「これはいつだって参加したい大会なんだ」とオランダの地に帰って来たビヨーン。

「この大会には素晴らしい伝統があるし、ヨーロピアンツアーの伝統の一部として、長きにわたって開催されてきたことからも、歴代の王者たちを見ても、素晴らしい場所だと言える」。

「ここ何年かは、私のスケジュールと合わなかったのだが、今年は数週間後へ向け、大会へ出場する必要があるように感じたんだ。先週は特に素晴らしいプレーができたわけではないが、自分のゴルフは上向きだし、この何週間かで臨戦態勢を整えたいと思っている」。

「大会に出るからには日曜に優勝争いをしたいと思う。今はプレーを研ぎ澄ませる過程にあるわけだが、ここに来られて嬉しいし、大会を楽しみにしている。暫く来ていなかったから、また戻って来られて良かったね」。

12月の「ネドバンクゴルフチャレンジ」で優勝して以来、常に「ライダーカップ」の自動選出へ向けて好位置を維持してきたビヨーンは、自国開催の「メイド・イン・デンマーク」で終盤に猛チャージをかけてトップ5入りしたことでその座を確保し、母国の地でヨーロピアンツアー15勝を誇るビヨーンの12年振りとなる欧州代表チーム入りが決まったのである。

「感無量だね」とビヨーン。「選出を懸けた期間を戦う過程では色々なことが脳裏をよぎる。当然、そうしたこととは距離を置こうとするのだけど、心は捉わてしまんだ」。

「常に(『ライダーカップについて』)質問されるんだ。一度選出を果たすと、一旦はペースを落とさなくてはならない。そして、そこからまた自分自身を高みへと積み上げて行く。この選出の期間は精神的にきつい。というのも、最後の幾つかの大会はビッグイベントだからね」。

「選出には相当のエネルギーを必要とするから、ペースを落とし、そこからまた前と同じレベルへ自分を引き上げなくてはいけないんだ。私は3週間で準備を整えようとしているわけだが、できればその過程でそれなりのプレーできればと思っている。それを実現するには常にバランスというものがある。人によっては休暇を取って心身をリフレッシュさせる。私は連続して大会に出たいし、普段はその連続出場のおしまいの方で良いプレーをするんだ。幾つか大会に出場し、競争力を養う必要があるように感じた。休み明けはいつもそうした問題がある。良いプレーはできるかもしれないが、自分に競争力を感じないんだ」。

「意識がそこまで高まっていなかったから、大会に出場したいと思った。危険なのは、良いプレーができなければ、自信を喪失してしまうというところだ。ただ、今年は良いシーズンを送っているので、自信はある。これから出場する大会では優勝を目指してプレーし、その自信を持って『ライダーカップ』に臨みたいと思う」。

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