「M2Mロシアオープン」は2日連続してツェレエヴォゴルフ＆ポロクラブで素晴らしいラウンドを披露したデビッド・ホージーが2打差の首位で週末のラウンドを迎える展開となった。

終盤の4ホールで3つのバーディを奪うノーボギーの「65」で初日を終え、1打差の首位で2日目を迎えたイングランドのホージーは、10番スタートとなった2日目のラウンドで12番と13番でボギーを叩き、一時は後続の集団に呑まれた。

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それでも14番、17番、そして18番でバーディを奪い前半を「35」で折り返して見事に形勢を立て直したヨーロピアンツアー2勝のホージー。それ以降、ボギーは1番だけにとどめた。

最後の勝利を3年前のモロッコで挙げているホージーは、終盤6ホールで4つのバーディを奪い、この日のラウンドを「68」として通算11アンダーまでスコアを伸ばすことに成功。「今日は出だしで躓いたけれど、何とか盛り返すことができた」とホージー。「昨日と同じプレーを心がけ、自分のゴルフに徹し、それ以外のことは考えないようにした」。

「序盤で幾つかスコアを落とすのはいつだって残念なことだけれど、まだいくらもチャンスを作り出せることは分かっていたから、耐え忍んで、バーディチャンスを作ることに専心したんだ」。「グリーンを狙うショットが鍵だったね。ここはフェアウェイが広いから、皆殆どフェアウェイを外さない。ウォーターハザードも若干あるから、できるだけミスを減らし、ミスをした際もできる限りダメージを最小限に抑える必要がある。それに、これは毎週同じことが言えるけれど、究極的にはどれだけパットを決めるかという話になるんだ」。

「次のラウンドまで、まだしばらくあるから、今日の午後はしっかり充電し明日に備えることにするよ」。

「133」で折り返したホージーは、2日目を7バーディ、3ボギーの「68」でラウンドしたベルギーのトーマス・ピータースに2打差の首位に立っている。

「ここのところ、上手い具合に進歩の証を見せています。パットも幾つか決めることができました」と「スペインオープン」で2位に入ったピータース。「自分のゴルフにはとても満足しています。練習でいくつかのことに取り組んでいますが、成果はすぐには表れない。時間がかかりますが、今週は良いラウンドが2つ続き、練習の成果が見えているのがいいですね」。

「『スペインオープン』での経験で多くを学びました。今日は自分でも驚くくらい落ち着いてプレーできました。ここはとても快適にプレーできるので、これからの2ラウンドに向け自信がついてきました」。「コースは素晴らしい状態で、ドライバーが鍵となっているところが自分のゴルフに一番合っていますね。ここではティショットを真っ直ぐ打って飛距離を稼げば良いスコアが出せますから」。

首位から2打差の3位タイにはイングランドのゲーリー・ボイドとスコットランドのピート・ホワイトフォードがつけている。後者は出だしで大きく躓いたものの、最終的にはスコアを「71」に纏めている。

この大会まで8戦連続で予選落ちを喫していたホワイトフォードは、15番でダブルボギーを叩いた時点では今日のラウンドを4オーバーとしていたのだが、そこから見せたファイティングスピリットに自身も満足している。「出だしはショッキングだったね」と認めたホワイトフォード。「最初のティショットはゴミみたいなショットで、5ホールを終えた時点で4オーバーだったんだ。でも、そこからの盛り返しが良かったね」。

「奇妙なことに、スイング自体は今日の方が良かったんだけれど、それでも大きなミスが幾つかあって、今日はその代償が高くついたね。良いショットは本当に良かったのだけど、幾つか大惨事があったね」。「最終ホールのショットもそうだった。簡単な9番アイアンのショットを引っ掛けてバンカーへ入れてしまったんだ。でも、興奮する展開ではあるね。これでしっかりと当たり出せば僕は手のつけられない存在になるかもしれない。これまで素晴らしいプレーができているわけではないから自分のスコアメイクには満足しているし、まだ優勝のチャンスがある位置につけているわけだからね」。

ホワイトフォードの同胞のスコット・ジェイミソン、スペインのナチョ・エルビラ、ドイツのマックス・キーファー、そしてインドのガガンジート・ブッラーが通算6アンダーとして5位タイにつけている。