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2014年 BMW PGA選手権
期間:05/22〜05/25 場所:ウエントワースC(イングランド)

マキロイが大逆転で劇的勝利を収める

2014/05/26 07:54

ロリー・マキロイがウェントワースクラブでの「BMW PGA選手権」を、7打差大逆転で劇的勝利を収めた。

激動の最終日を制したのは、この日「66」でラウンドし、自身初となるヨーロピアンツアーで最も重要な大会での優勝を果たしたマキロイだった。

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71ホール目の17番でバーディを奪い、今週初めて首位に立った北アイルランドのマキロイは、続く18番でもバーディを奪い、通算14アンダーでフィニッシュ。アイルランドのシェーン・ローリーに1打差、そして大会2勝のルーク・ドナルドと最終日を首位でスタートしたトーマス・ビヨーンに2打差をつけて優勝を飾った。

マキロイは「ヨーロピアンツアーでの勝利は18ヶ月振りで、最も重要な大会で勝てたのだから、これ以上言うことはないよ」と述べた。

「大会に臨むにあたり自分が好調なのは分かっていた。金曜は多少苦しんだけれど、週末は素晴らしいプレーができたね。前にいた選手たちがミスをしてくれたので、ちょっとついていたけど、その利を活かしたんだ」。

「キャディのJP(フィッツジェラルド)は、今日の目標スコアを通算15アンダーに設定したんだ。そこまでは伸ばせなかったけれど、通算14アンダーでも十分だったね。今季2つ目のメジャー(6月12日から15日にかけて開催される『全米オープン』)の前に何としても勝ちたいと思っていたから、これ以上ないという準備ができたね」。

「素晴らしい一日だった」と加えたマキロイ。彼は今大会、参加した直近の2回でいずれも予選落ちを喫している。「(スタート時点では)7打差だったので、本当に勝てるとは思っていなかった」。

「トーマスが素晴らしいプレーをしていたので、彼を捕らえるには何か劇的なプレーをしないといけないと思っていたのだけれど、11番のティグラウンドを降りる際、(リーダーボードで)自分が首位と僅か2打差にいるのが見え、自分にもチャンスがあると思ったんだ」。

バックナインの出だしで3連続バーディを奪ったローリーは、一時的に3打差の首位に立つも、トラブルに陥った13番では6打のダブルボギーを叩いてしまった。

最終組で一緒にプレーしたドナルドに5打差の首位で最終日をスタートしたビヨーンだったが、両者共に6番でトリプルボギーを叩いたことにより、優勝争いは混沌とした展開になった。デンマークのビヨーンはこのホールで、フェアウェイバンカーからの脱出に2打を要し、更に4打目を再度バンカーに入れてしまったのである。

ドナルドは13番と15番でチップインバーディを奪うなど、その後の10ホールで5バーディを奪う応戦を見せたものの、17番でバーディを獲り損ねたことにより、最終ホールでイーグルが必要な苦しい展開としてしまった。

16番と17番でバーディを奪ったビヨーンも18番でのイーグルが必須となったが、ドナルドが2打目を池に落とし、43歳のビヨーンも3打目をピンへ寄せられずに大きくショートしたため、マキロイの優勝が確定した。

「勿論今日の6番ホールはやり直したいし、それはトーマスも同じだと思うけれど、最後の12ホールを5アンダーで回る盛り返しを見せた今日の自分のカムバックは誇りに思うよ」とドナルド。

「最後のホールでは賭けに出たのだけど、ほんの僅かにショートしてしまった。でも、ロリーの優勝は嬉しいよ。僕らは皆、彼がどういう状況だったのか知っているわけで、時として厳しい決断を下すと気持ちが楽になるものだし、これで彼もゴルフにその身を捧げられるね」。

ローリーも友人であるマキロイの優勝を嬉しく思いつつも、「とてもついてないね。(13番では)ティショットが良くなかったのは分かっていたけど、このコースであそこしかないというような茂みに入れてしまい、そこから苦しいプレーになったんだ」と加えた。

「それでも、最後にバーディパットを決めて単独で2位となれたのは良かったね」。

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