ウェントワースでの成績向上を狙うステンソン
欧州ナンバーワンのヘンリック・ステンソンは、今週「BMW PGA選手権」が開催されるウェントワースでの自身の成績を向上させるにあたり、それは生易しいものではないと明かした。
今週の大会でトップ14入りを果たすことができれば、スウェーデンのステンソンは自身の栄誉に世界ナンバーワンの称号を加えることができるかもしれないが、彼は過去に10回この大会に出場し、トップ14入りを果たせたのは8位に入った2007年大会の1回のみである。
「ここでは良い成績を残せたことがないんだ」とステンソン。彼は2013年に史上初となる「レース・トゥ・ドバイ」と「フェデックスカップ」の同時制覇を達成している。
「このゴルフコースでは良いプレーができる感じがしないんだ。僕には難しいんだよ。でも、ベストは尽くすけれどね」。
「僕はここへやって来たわけだし、プレーする選手全員にとって同じコースなわけだからね。こうなれば、ただ良い成績が収められるよう努力するだけだし、できれば2007年の8位タイを上回る成績を何とか残せたらいいね」。
ステンソンが世界ナンバーワンの地位に上り詰めることができるか否かは、米国でプレーする現世界ナンバーワンのアダム・スコットの成績次第となるが、現在世界3位のステンソンは豪州出身のスコットとの世界ナンバーワンを懸けた戦いを前にリラックスしている。
「僕は良いゴルフをプレーするプロセスと、世界ナンバーワンになるチャンスを切り開くことに焦点を絞りたいと思っている」とステンソン。
「そして、今年幾つかの大会で勝利を収めることができれば、その座を手にする可能性も高くなると思う」。
「そうなったら素晴らしいだろうね。僕は自分が昨秋にどれだけ良いプレーができたかを分かっているし、これは蓄積されて行く類いのものだからね」。
「もし、今世界ナンバーワンになることができたとしても、それは今季初めの3、4ヶ月の成績によるものではないんだよ」。
「それは主に去年僕が成し遂げたことに因るんだ。昨年、自分が達成したことには満足しているし、もし今週世界ナンバーワンになることができたとしても、そこに大きな違いが生じるかどうかは分からないな」。