2014年 WGC キャデラック選手権

優勝争いへ闘志を漲らすマキロイ

2014/03/06 09:18
今季ここまでの出場試合でトップ10フィニッシュを続けるマキロイ、「今週こそは!」と鼻息も荒い(Chris Trotman/Getty Images)

先週の日曜日、2014年になって2度目の2位となったロリー・マキロイは、今週開催される「WGCキャデラック選手権」でもう一つ上の順位を狙っている。

北アイルランドのマキロイは今季に入ってストロークプレーの大会に3回出場しており、「アブダビHSBCゴルフ選手権」では2位、「オメガドバイデザートクラシック」では9位、そして先週の「ホンダクラシック」ではプレーオフの末に敗れて2位で大会を終えている。

メジャー2勝のマキロイは先週、勝利にはイーグルが必要な状況で最終ホールに臨み、5番ウッドで放った素晴らしい2打目をピンそば2メートルに寄せ、あと僅かで勝利をたぐり寄せるところまで行った。

この残りのパットを決め損なったマキロイは、プレーオフ1ホール目でラッセル・ヘンリーに敗れはしたが、世界ランク6位のマキロイは再び優勝争いに絡めたという前向きな事実に焦点を当てることにした。

「(18番で打った5番ウッドのショットは)ピタリと寄ったね」とマキロイ。「恐らく、プレッシャーのかかった状況で打った中ではベストのショットだったんじゃないかな」。

「あのように、必要な状況で必要なショットが繰り出せたというのは、多分他には思い浮かばないだろうね」。

「先週を全体的に見れば、確実に多くの前向きな要素があったよ。統計でも各カテゴリーで上位に入っていると思う。ドライバーは本当に調子が良かったしね」。

「ただ終盤のプレーにはがっかりしている。明らかに自分の思い描いていたものとは違っていたからね」。

「それでも多くのポジティブな側面があった。優勝できるところにつけることができた。先週は今年に入って3度目のストロークプレーの大会で、勝てる可能性のあった3度目の大会でもあったんだ」。

「優勝争いに絡み続け、上手く過ちから学ぶことができれば、最終的には勝利の扉は開かれるものさ。それで、一旦そのパターンにはまれば、あとは勝つのがちょっぴり楽になるんだ」。

「まあ、今の自分のプレーからすると今週も優勝争いに加われると思うし、そうなるように頑張るよ」。

マキロイは、優勝が懸かった状況で終盤に入った時の緊張感を克服するのは難しいこともあると認めたが、2013年末の「オーストラリアオープン」で勝利を飾って以来、コンスタントにリーダーボードの上位で戦い続けている「ライダーカップ」のスター選手は、今週の戦いへ向け自信を深めているようだ。

「僕にとっては、大会に出ること以上の準備はないんだ」と語るマキロイ。「練習で自分自身をプレッシャーのかかった状況に晒すのも、月曜に人と一緒にラウンドするのも、大会でプレーするのとは違うんだよ」。

「だから毎週上位でプレーするのが重要になってくる」。

「先週はバックナインに入ってから、もしかしたら、しっかりとしたスイングができなくなっていたかもしれない」。

「でもそれを分かっているんだ。今週も同じような状況になったら、しっかりと自分のショットを見つめ、しっかりとしたスイングができるようにするよ。ただ、日曜のバックナインで襲われるフィーリングの再現について、練習でできることは何一つないからね」。

「出場する全ての大会で勝てるわけはないけれど、少なくとも勝てる見込みがある状態で日曜に臨めれば、それ以上のことを自分自身に課すことはできないんだ」。

「勝利を目指し、優勝争いに加わるのが当座の目標だ。誰もが去年の僕は散々だったのを知っているし、今年はより良いスタートが切れたことも知っている。今年は出場した全ての大会で優勝争いに絡んでいるからね。そのことについて僕は満足しているよ」。

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