2014年 ボルボゴルフチャンピオンズ

南アフリカに集う欧州ツアーの王者たち

2014/01/07 11:57
大会連覇を狙う地元南アフリカのルイ・ウーストハイゼン(Getty Images)

年末年始の休暇を経て、今週ヨーロピアンツアーが南アフリカに戻ってくることによって2014年のレース・トゥ・ドバイが再開される中、その再開後の初戦となる「ボルボゴルフチャンピオンズ」が開催されるダーバンには過去12ヶ月にヨーロピアンツアーを制した多くの王者たちが集うこととなった。

新年は今年で4回目の開催となる同トーナメントで幕を開ける。舞台は2年連続での開催となるダーバン・カントリークラブだ。そして、今年は賞金総額が400万米ドルまで増額され、これはなんと昨年の5割増し以上である。

出場する36選手の中で、2013年と2014年のレース・トゥ・ドバイで大会を制した選手は異なる17カ国からなる31名に昇り、これにはヨーロピアンツアーで10勝以上挙げている5選手、そして地元の人気選手であり2012年にこの大会を制したことによって過去の優勝者枠での出場を果たしたブランデン・グレースも含まれる。尚、この36選手のヨーロピアンツアー通算勝利数を合算すると228勝となる。
グレースは、1年前にこの大会の最終日で「66」という見事なラウンドを披露し、スコットランドのスコット・ジェイミソンを逆転して優勝を飾った同胞のルイ・ウーストハイゼンからのタイトル奪還を懸けての出場となる。

そのウーストハイゼンの勝利は彼にとってヨーロピアンツアー6勝目にあたる。現在世界34位のウーストハイゼンはグレースの他にも、先月のアルフレッド・ダンヒル選手権を制したかつてのマスターズ覇者であるチャール・シュワルツェル、そして先月ウィンターブレークに入る直前に今大会と同じくここダーバンにあるマウントエッジコムで開催された「ネルソン・マンデラ選手権」で優勝したダウィー・ヴァン・デル・ウォルトといった地元の強力なライバルたちからの挑戦を受けることになる。

これに加え、地元勢以外では、2014年シーズンのレース・トゥ・ドバイで既に勝利を挙げているモルテン・オラム・マドセントーマス・ビヨーンのデンマークコンビ、そしてスペインのミゲル・アンヘル・ヒメネスらが虎視眈々と今大会のトロフィーを狙っている。
特に、先週の日曜に50歳の誕生日を祝ったヒメネスにとっては、今大会が50代最初の大会となるだけに、出場にあたっての感慨も一入だろう。

ライダーカップ欧州チームの顔であるヒメネスは、先月の香港オープンを制して自身の持つヨーロピアンツアー最年長優勝記録を更新したばかりであり、今大会ではヨーロピアンツアー史上初となる50歳以上の選手によるツアー優勝という金字塔を打ち立てるべくダーバンに乗り込むことになる。

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