ヨーロピアンツアーがデビッド・ウィリアムズ氏を新チェアマンに任命
デビッド・ウィリアムズ氏が、2014年1月1日付けでヨーロピアンツアー役員会の新しいチェアマンに任命された。
これは、2013年5月にニール・コールズMBEが過去38年間にわたって務めてきた職務を退任するという声明を受けてのもの。デビッドはニール・コールズMBEが築き上げてきた遺産を継承し、ツアーのさらなる発展と世界中でのビジネス活動に責任を持つことになる。
デビッドは、過去35年に及ぶCEOまたはチェアマンとしての幅広いビジネス活動を通じて、ヨーロピアンツアーに豊かな商業的経験を持ち込むことになる。これらには、Whitbread Group PLC、Diageo PLC、PepsiCo Restaurants Inc、Mothercare PLC、Royal London Mutual Insurance Group Ltd. での上級職が含まれる。デビッドは世界中でビジネス活動を行ってきており、彼のグローバルな経験は、ヨーロピアンツアーが新しい市場を開拓することに多大な貢献をすることだろう。
彼は現在Operating Partners at Duke Street Capitalのチェアマンを務めており、その才能は良く知られた多くの企業の役員会でも発揮されている。デビッドは自身が理事を務めていたロンドン・ビジネススクールで経営の理学修士を取得している。
この任命は、選考委員会が当初設定したすべての要件を満たしている。重要な必要資格には、実績あるビジネス的リーダーシップ、ゴルフに対する興味、様々なスポーツ業界と折衝する能力、ツアーが直面しているビジネスと政治的な問題に処する能力が含まれている。
あらたに就任するチェアマンであるデビッド・ウィリアムズ氏は、重要な利害関係者である消費者、レジャー業者や小売業者間の利害関係を調整し、組織を新しいビジネス分野へと発展させ、また戦略的にあらたな方針を打ち出す、ということにおいて充分な実績を残してきている。ウィリアムズは経営チームを導いて動機付けし、新たな方針を導入し、ビジネスや役員会を成長軌道に乗せる場合の強い対人関係において、特に賞賛を勝ち取っている。
自身の任命について、ウィリアムズは言う。「ニール・コールズ氏のような優れた指導者の足跡を受け継ぐのは、素晴らしい名誉です。ヨーロピアンツアーのブランド力は高く、私はジョージ・オグレイディと彼の役員チーム、選手と委員会と共に組織を前進させるために働きます。とりわけ、私はツアーがより一層の拡大と世界的な露出を図れるような組織構造になっていることに、選手やビジネスパートナーと長期的に安定した成長を築けるようにすることと共に、注力していくことになるでしょう」
ヨーロピアンツアーの最高経営責任者であるジョージ・オグレイディCBEは、この任命を歓迎している。「ヨーロピアンツアー独自の強さは、メンバーが、彼らの代表である委員会を通して、ツアーを管理しているということ。彼らはデビッド・ウィリアムズ氏を、彼の持つ経営の専門知識、商業的経験、ビジネス界の信用が、ツアーに所属する人々や関連する人々全員に対し、大いなる自信を与えるものとして、チェアマンに選出した。私は個人的にデビッドを、ヨーロッパおよび世界的に我々が直面している挑戦に対して共に働くことを楽しみしており、ヨーロピアンツアーに迎えることを喜びに感じています」
ヨーロピアンツアーの選手委員会のチェアマンであるトーマス・ビヨーンは言う。「ヨーロピアンツアーの全選手を代表して、デビッドを我々の新しいチェアマンとして迎えることに喜びを表します。デビッドのビジネス界での信用がすべてを物語っており、彼と共に世界中でのヨーロピアンツアーのさらなる成功を築き上げることを楽しみにしています」
「すべての選手が、デビッドが出席する初めてのイベントで、個人的に彼を喜びを持って迎えることでしょう」
ヨーロピアンツアーの役員であり選考委員会・委員長のデビッド・ジョーンズ氏は言う。「委員会と選手は、史上初めてプロゴルファー以外の人からチェアマンを探し求めた。その候補者たちから一番強く感じられたことは、ヨーロピアンツアーが商業界において広く尊敬と賞賛を集めているということだ。デビッド・ウィリアムズ氏に象徴されるように、我々は豊富なビジネス経験をヨーロピアンツアーに持ち込む人をチェアマンとして選出した。彼の強い個性と幅広い経験は、ツアーが世界のゴルフ界で影響力を拡大していくために、とても大きな財産となるだろう」
現在のライダーカップ欧州チームキャプテンで、1992年からヨーロピアンツアーでプロとして活躍しているポール・マギンリーは、次のように述べている。「ヨーロピアンツアーにとって素晴らしいことで、デビッド・ウィリアムズ氏のような商才ある人を迎えるのは、我々の母国および世界中での発展にとっては疑いようもなく良いニュースだ」
「プレーヤー委員会のメンバー、またライダーカップ・キャプテンとしての役割において、私はゴルフの商業的側面の重要性と、いかに選手サイドと手を取り合って取り組んでいくことが重要かを直に体験した。新しいチェアマンは、これらの2つの要素を統合してくれることだろう」
「最後に、38年間にわたるニール・コールズ氏の献身的な仕事への個人的感謝を伝えておきたい。ゴルフに関連する人は誰でも、ニールがゲームにおいてコース上と役員会の両方で勝ち得たことに対して最大級の敬意を表し、彼の引退を祝したいと思います」