2013年 M2M ロシアンマスターズ

ロシアへの”帰郷”を楽しむランドバーグ

2013/07/24 13:11
M.ランドバーグが相性抜群のロシアで再びの躍動を見せるか(Getty Images)

ミカエル・ランドバーグは5年ぶりの出場となる、自身が第2の故郷と呼ぶロシアで開催される「M2Mロシアンマスターズ」で3度目の優勝を目指す。

2005年と2008年に優勝を飾ったランドバーグはこの素晴らしいツェレエヴォゴルフ&ポロクラブで愛してやまないロシアでの勝利を心待ちにしている。

ランドバーグは、ツェレエヴォゴルフ&ポロクラブの1番ホールのティにある「おかえりなさい!」という大きなサインをヨーロピアンツアー公式ウェブサイトで見たときに、大きくはにかんだ。

最後にランドバーグがロシアのメディアに登場したのは5年前だった。4年間の「M2Mロシアンマスターズ」出場で2度目の優勝を果たした際に、メディアから「それでいつロシアに国籍を変えるんだい?」という質問が飛んだ。

この茶目っ気のある質問にも今日のファーストティで見せたものと同じはにかみで答えた。ランドバーグの心をくすぐるロシアならでは出来事だ。

「もちろん、どうしてある特定の国や場所で良いプレーができるかという理由は誰にもわからないよ。もしそれがわかれば僕たちは毎週全力を尽くせるのだから」とランドバーグ。

「でも確かにロシアというところは僕のベストな部分を引き出してくれる何か特別なものがあるんだ。少なくともこれまではそうだったね。そして今週も僕はとても良いフィーリングで自信を持って臨める。これは決して偶然なんかじゃないね」。

「今週はこれまで良い成績を収めてきたコースとは違うコースで戦うけれど、ここには同じような良いフィーリングがあるよ。このツェレエヴォはただただ素晴らしいコースとしか言えないね」。

「僕はここロシアにとても素晴らしい思い出がたくさんある。そしてそれが今週も継続できることを願っているよ。僕のゴルフは今とても良い調子だ。今年僕は自分のショットの練習にたくさんの時間を費やしてきた。それは僕にとってはとても珍しいことなんだ。なぜならショットは僕にとって一番の強みだったからね。でもそのおかげで進歩できたし、それを今週披露できればいいと思っているよ」。

ランドバーグはロシアとの相性の良さを活かして今週を乗り切りたいところだ。しかし彼は3度目の優勝を飾るためにこれから72ホールを戦わねばならない。

「これまでここでは良い実績を挙げてきたけれど、今週優勝争いをするには、そのことに頼りすぎることなく、僕は良いショットを打って良いプレーをしなければならない。そのバランスがとても重要なんだ」。

「それにしてもここに戻って来られてとても良い気分だよ。もし3度目の優勝ができたら、僕は自動的にロシア人になるだろうね」。

2013年 M2M ロシアンマスターズ