カートンハウスでの優勝を狙うハリントン
パドレイグ・ハリントン(アイルランド)は最近の好調を今週、母国で開催されるアイルランドオープンでの勝利に結び付けるべく、彼の持てる全ての武器をしっかり調整したいと望んでいる。
メジャー3勝の実績を持つ彼は2013年、全世界の大会で5回10入りを果たした。しかし、2008年の全米プロ以来ヨーロピアンツアーの大会での優勝はまだ無い。とは言うものの、ここのところ素晴らしいプレーを披露しているハリントンは今週のカールトンハウスで全が変わると確信している。
「確かに自分のプレーの全ての側面が上手く揃う事も今年は幾度かありました」。「この一週間で完成させなければいけない、もしくは一度完成したら4日間保たなければいけない。そうすればもちろん優勝の可能性は大きくなりますね」
「全てが上手くいって、日曜日に優勝するなんて事はなかなかありません。しかし最も大事な事は残り9ホールの時点で優勝争いに残っていること。バックナインで湧いて来る、あの独特の感情はいつ来るか分からない。あのちょっとしたプレッシャー感。それによって集中力が増すあの感じを味わいたいですね」
「今週は起こりえますよ。間違いありません」「このコースはとてもプレーしやすいですし、スコアリングも前回よりは良いはずです。このコースは本当にプレーし終えた多くのプレーヤー達に微笑みをもたらすコースだと思います」
一方、地元で人気のもう一人で、ヨーロピアンツアーでの優勝を長い間待ちわびているのは2005年に4勝して以降勝利から遠ざかっているライダーカップのキャプテン、ポール・マギンリー(アイルランド)だ。
「もちろんここへ来るのは最高です」とマギンリー。「アイルランドオープンは年間行事の中でも特に重要な週です。ゴルファーだけではなくアイルランドのスポーツファン全てにとってね」、「正直言ってウェントワース(BMW PGA 選手権)ではあまり良いプレーができませんでした。チップもパットもうまくいったのにスコアはあまり伸びなかった。確か50位だったと思いますが、残念な事にそれから4週間オフだったので、技術を向上させる事ができていない。これからのスケジュールは今週の大会に始まり来週はアムストル・オープン・ド・フランス、そしてその次は全英オープン。これから、シーズン終了まで沢山ゴルフができそうで楽しみだよ」
「ここヨーロッパでは一般的にキャプテンはツアーでも通用するゴルファーでなければならないと見られていると思う。私はライダーカップでの任務に真剣に取り組んでいるんだ。だから私がトップ争いの中にいる事は私自身にとっても大切なこと。プレーヤー達と一緒に時間を過ごしたり、話をするだけではなく、トーナメントでは彼らと勝負したい。そこにいるからにはちゃんとしたモチベーションが欲しいんだ」