マドセンとスタールが一躍トップへ
「スペインオープン」初日、チャレンジツアー出身のモルテン・オラム・マドセン(デンマーク)とゲーリー・スタール(フランス)はフェリペ・アグラー(チリ)と共に首位タイとなり、欧州ツアーにおいてもその実力を証明した。
昨シーズン、チャレンジツアーで2勝を挙げ17位となったスタールはこの日ノーボギー、4つのバーディでラウンドした。
トーマス・ビヨーンと同じシルケボアGKクラブ出身で今年25歳のマドセンは5バーディ、1ボギーのゴルフでスコア「68」として4アンダーで初日を終えた。
5年ぶりの欧州ツアータイトルを狙う38歳のアグラーは、今季スタートからの3戦でトップ10フィニッシュをする活躍を見せたが、その後の3戦で予選落ち、または「70」を切れないゴルフを展開した。
しかし、この日午後のスタートとなったアグラーは6バーディ、2ボギーのゴルフで目標としていたスコアを達成し見事に復活した。
「このコースは特に風の少ない午前中はとても良いプレーができる。コンディションは最高だよ。ここはティショットでフェアウェイを外すととても難しいコースなんだ。でもフェアウェイをキープできれば良いスコアを出すチャンスはぐっと広がる。グリーンのコンディションもとてもいいね」とアグラー。
「4アンダーはとても良いスコアだ。だからとても気分がいいよ」。
「数週間の休みを取ったが、それが僕にはとても良かった。僕にはこの休息が必要だと気付いたんだ。そしてパットの修正をして、ボギーやダブルボギーを忘れることにしたんだ」。
「僕はゴルフをとても楽しんでいる。だからここへも来たんだ。楽しんでプレーすることで良いスコアがついてくることを願っているよ」とアグラー。
「今季の出だしはとても良いゴルフができたからツアー資格は確保できている。ここからは『レース・トゥ・ドバイ』と世界ランキングの順位を上げるために頑張りたい。」
「通常ここは午後に風が出てくる。だから午前中に良い位置にいられることは良いことだよ。明日は今日よりも風がありそうだし、重要な1日になるね。どうなるか見ものだね」。
初日は8人の選手が3アンダーで2位タイとなっている。
「マスターズ」で20位に入ったゴンサロ・フェルナンデスカスタノ(スペイン)はその調子を保ち、初日「69」でラウンドした。またセルヒオ・ガルシア(スペイン)は初日をイーブンパーとしている。