ヴァンデウォルトがヨーロピアンツアー初優勝
ダウィー・ヴァンデウォルトはツワネオープンで、同国出身のダレン・フィチャートとルイ・デ・ジャガーを寄せ付けない圧倒的勝利を飾った。
プロとしての勝利はアメリカのサテライトツアーのみだった30歳のヴァンデウォルトは、最終日5アンダーの「67」、通算21アンダーとし、2週間前アフリカオープンで優勝したフィチャートに2打差をつけた。
「こんな大勝利は夢でしかみたことがありませんでした」とヴァンデウォルトは述べた。
「とにかく良いゴルフをして勝利できたことを非常に嬉しく思います。というのも、良いゴルフをしても勝てないこともありますからね」と続けた。
「30歳にもなって、私はプロとして充分な選手なのかと疑い始めていました。しかしこの勝利が証明してくれました。30歳になる前に優勝をできればよかったですが、それでも今勝利できたことを非常に嬉しく思います。」
「ゴルフでは、なかなか勝利のチャンスを手にできません。もしできれば、本当に素晴らしい事です。」
「この先どうするか、まだ決めていません。ヨーロピアンツアーの賞金は大きいですから、色々と考え直さなければいけないですね。スケジュールをしっかり管理していく事も非常に重要になっていきます」と続けた。
「今日は本当に良く打てたから、チップをする必要がありませんでした。チップは余り得意ではありませんし。しっかりグリーンに乗せて、3パットをしなければ、良いゴルフができます。」
ヴァンデウォルトとフィチャートはトップタイで並んだ4名の内の2人だった。同じく昨晩からトップに並んでいたのは同国出身のチャール・クッツェーとチリ出身のマーク・ツロだった。
最初の2番、3番ホールでバーディを奪い、頭一つ抜け出したのはクッツェーとフィチャートだった。
その後、ヴァンデウォルトは、ヨーロピアンツアー史上最も長い685ヤードあるパー5、4番ホールで今週4人目となるイーグルを奪い、トップタイは3人となった。
フィチャートは5番ホールでバーディを獲りトップを奪い返したが、次の2ホール連続でバーディを奪ったヴァンデウォルトが1打差でトップに立った。
ヴァンデウォルトのバック9はボギーから始まったが、12番と15番ホールでバーディを奪いツロとクッツェーに2打差をつけた。
最後はフェアウェイを外したが、ヴァンデウォルトは最終3ホールをパーで終え、それはフィチャートを上回るには十分な成績だった。フィチャートはバーディを奪ってプレッシャーを掛けたいところだったが、13ホール連続でパーとした。
南アフリカ勢が1位、2位、3位を独占したことにより、今年これまで行われたホームでのイベント6つの内、5つを彼らが制したことになる。
デ・ジャガーはファイナルラウンドをダブルボギーからスタートしたが、しっかり立て直し、本日「69」で終え、3位に入った。
コッパーリーフのエルスクラブで25歳のデ・ジャガーは、地元という地の利を生かし、今大会3つのラウンドを60代で終えた。
元世界ナンバー1アマチュアのピーター・ユーラインは17アンダーで4位に入り、スウェーデン出身のビヨーン・アケソン、イングランドのダニー・ウィレット、そしてクッツェーが1打差で続いた。