「ゴルフ in ドバイ選手権」で知っておくべき5つのこと
今週、ジュメイラ・ゴルフエステーツで開催される第1回「ゴルフ in ドバイ選手権」について知っておくべき5つの重要事項は次の通り。
新規大会
「ゴルフ in ドバイ選手権」は、今週ヨーロピアンツアーでデビューする新規大会である。
ジュメイラGEのファイアコースで開催される今大会に続き、次週はヨーロピアンツアーの年間王者を決めるシーズン最終戦の「DPワールドツアー選手権」が開催されるため、ジュメイラGEでは2週連続でヨーロピアンツアーが開催されることとなる。
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— DP World Tour (@DPWorldTour) 2020年12月1日
新コース
ジュメイラGEでは、長きにわたりヨーロピアンツアーの大会が開催されてきたが、ファイアコースは今回が初めて。
グレッグ・ノーマン設計の同コースは、パー72、7480ydとなっており、今季では5番目に長いコースとなる。
アースコースで開催される「DPワールドツアー選手権」の2018年大会を制覇したダニー・ウィレットによると、この2コースは特徴が明らかに異なっているという。
「実のところ、アースコースと比べると、全く別のゴルフコースなんだ」とウィレット。「確かに、起伏がそこまでないところや、ティからグリーンにかけてのアップダウンがない部分は似ているけれど、プレーの仕方は異なるんだ」
これに加え、ベルント・ヴィースベルガーは「コースはとても良い状態にあるけれど、ロースコアが求められることになる」と述べた。
白熱する「レース・トゥ・ドバイ」
今大会は、来週開催のシーズン最終戦、「DPワールドツアー選手権」の出場権をかけた最後の戦いの場となる。
シーズン最終戦には、「レース・トゥ・ドバイ」でトップ60に入っている選手に加え、公式世界ゴルフランキングでトップ75圏内に入っている選手が出場できるとあって、今週はフィールドの多くの選手が、来週の大会出場を目指してプレーすることになる。
先週の「アルフレッドダンヒル選手権」で2位に入ったショーン・クロッカーと12位に入ったウィルコ・ニエナベールは、揃ってトップ60圏内に浮上し、一方でマーカス・キンハルトやエディ・ペパレルといった選手たちは、今週ドバイで好成績を収めることで、来週のフィールドに復帰することを目指している。
ランキング上位に目を向けると、「ドバイデューティーフリー アイルランドオープン」で2位に入り、「ASIスコットランドオープン」で優勝し、「スコティッシュ選手権」で3位に入ったことで年間ランクを6位に上げたアーロン・ライは、さらなるランクアップを狙って今週の大会に出場する。彼は今週のフィールドではトップ10圏内につける唯一の選手であり、いずれもトップ20圏内につけるラスムス・ホイゴー、アンディ・サリバン、トーマス・デトリー、そしてサミ・バリマキといった選手たちも、さらなるジャンプアップを目指して今週の大会に出場する。
フィールドの猛者たち
メジャー2勝のマルティン・カイマーは、これまでUAEで多くの成功を収めており、アブダビで3勝しているほか、ドバイでも複数回トップ10入りを果たしている。今季序盤の「アブダビHSBC選手権」で8位タイ、そして「オメガドバイデザートクラシック」で16位タイに入ったカイマーは、「BWM PGA選手権」と「イタリアオープン」でもトップ10入りを果たしており、数週間の休みを経て、好調のまま今大会に臨むこととなる。
2週前の米PGAツアーで4位タイに入った世界39位のベルント・ヴィースベルガーもまた、好調のまま今週の大会に臨む選手の一人である。一方、トーマス・デトリーはキプロスでの2週連続トップ10入りを経て、今週の第1回「ゴルフ in ドバイ選手権」に出場する。
彼らに加え、「アフロディーテヒルズ キプロスショーダウン」でヨーロピアンツアー初優勝を遂げ、先週の「アルフレッドダンヒル選手権」で3週連続トップ10入りを果たしたロバート・マッキンタイアも注目選手の一人となっている。
祝日の水曜スタート
「ゴルフ in ドバイ選手権」は、49回目のUAEナショナルデーである12月2日の水曜に開幕する。
UAEの祝日にあたる大会初日には、同国出身の招待選手、アーメッド・スカイクが最初のティショットを打つことになっている。