「ヨハネスブルグオープン」について知っておくべき5つのこと
南アフリカのランドパークGCで開催される2020年「ヨハネスブルグオープン」について知っておくべき5つの事柄は次の通り。
「ヨハネスブルグオープン」の復帰
今週「ヨハネスブルグオープン」が、シュバンカー・シャルマのツアー初優勝で幕を閉じた2017年以来となる欧州ツアーへの復帰を飾る。
07年に第1回大会の開催されたこのトーナメントでは、そうそうたる面々が大会制覇を遂げており、この歴代優勝者リストには、11年「マスターズ」王者のシャール・シュワルツェルをはじめ、彼の南アフリカの同胞であるジョージ・クッツェー、ダレン・フィチャート、ブランデン・グレース、ヘイドン・ポルテウス、そしてリチャード・スターンらが含まれる。
南アフリカスイング初戦
ランドパークGCのファイヤーソーンコースで開催される「ヨハネスブルグオープン」は、9カ月ぶりに南アフリカのゴルフコースで開催される国際的な男子のゴルフトーナメントであり、欧州ツアーとサンシャインツアーの共催大会となる。
タイトル防衛の機会を享受するシャルマ
17年12月に開催された「ヨハネスブルグオープン」で見事なパフォーマンスを見せたシュバンカー・シャルマは、欧州ツアー出場わずか10試合目でツアー初制覇を遂げた。
第2ラウンドに「61」をマークして一躍優勝争いに名乗りを上げた当時21歳のシャルマは、荒天により5日目にずれこんだ最終ラウンドを「69」として優勝を決めた。「戻って来られてうれしい」と、タイトル防衛の機会を3年近く待ち続けたシャルマは述べた。
「優勝したこの大会には多くの素晴らしい思い出があるし、ここは僕にとって全てが始まった場所だから、ここでプレーすることを本当に楽しみにしているんだ」
南アフリカ人王者たちの歴史
過去に12回開催されている「ヨハネスブルグオープン」では、8人の南アフリカ人王者が地元制覇のトレンドを作り出している。
08年の第2回大会を制覇したスターンはこの大会初の南アフリカ人王者となり、その後はシュワルツェルが10年と11年に大会連覇を遂げ、11年大会の3カ月後にグリーンジャケットを獲得している。
その翌年の12年にはグレースが優勝すると、13年はクッツェーがこれに続き、14年にはスターンが大会2勝目を挙げた。16年大会ではポルテウスが7人目の南アフリカ人王者となり、1打差で17年大会(2月開催)を制覇したフィチャートがその数を8人に増やした。
今大会のフィールド
今大会に出場する過去の大会王者はポルテウス、フィチャート、そしてスターンの3人となっている。
現在「レース・トゥ・ドバイ」で21位につけるクリスティアン・ベゾイデンハウトは、先週のオーガスタナショナルでのデビューを経て、母国へ戻ることになる。
7月のシーズン再開後、欧州ツアーで2度のトップ10入りを果たしているウィルコ・ニエナベール、そして9月の「ポルトガルオープン」でツアー初優勝を果たしたガリック・ヒーゴも母国での活躍を期して今週の大会に出場する。
一方、「ヨハネスブルグオープン」初優勝を狙うブランドン・ストーンは、欧州ツアー3勝のうち2勝を母国で挙げていることを自信に大会に臨む。彼は直近4大会で3度のトップ20入りを果たしており、好調のままランドパークGCへと乗り込むことになる。