「アフロディーテヒルズ キプロスオープン」で知っておくべき5つのこと

「アフロディーテヒルズキプロスオープン」で知っておくべき5つのことは次の通り。

ヨーロピアンツアーが50カ国訪問を達成

キプロスはヨーロピアンツアーが48年の歴史の中で訪問する50カ国目。今週はツアーにとって節目となる。

パフォスにある開催コース、アフロディーテヒルズは、同国にとって初のゴルフ複合施設となる。18ホールのチャンピオンシップコースは、キプロス全土でわずか6コースしかないゴルフコースの一つである。

待ち受ける新たなチャレンジ

ヨーロピアンツアーのスター選手たちは、今週の「アフロディーテヒルズ キプロスオープン」と来週の「アフロディーテヒルズ キプロスショーダウン」で、受賞歴のあるアフロディーテヒルズでの新たな試練への挑戦となる。

コースは全長6959yd、パー71となっており、高名なコース設計家であるカベル・ロビンソン氏の設計で2002年に公式に開場した。

地中海を望む劇的な谷により隔てられた2つの高台に造成されたコースには絶景が広がる。パー3の7番は息をのむホールの一つであり、選手たちは140ydの渓谷越えに挑む。

他にも、ここではコースに取り込まれた風変わりな景色を楽しむことができ、1番のフェアウェイからは18世紀の窯が望めるほか、8番のフェアウェイには古代のオリーブ圧縮機がある。

出場選手たち

今週は先週の「イタリアオープン」で2位に入り、7月のツアー再開以来、3度のトップ10入りを果たし、2度目の2位を記録したローリー・キャンターがキプロスへと向かう。

フィールドには過去2シーズンのヨーロピアンツアーで勝利を挙げた20人の選手が含まれ、中にはいずれもここ数カ月で優勝を遂げたアンディ・サリバンとサム・ホースフィールドがいる。

今年、ホースフィールドに次ぐ2位に2度入っているトーマス・デトリーは、「BMW PGA選手権」以来の出場となり、今大会のフィールドで最も「レース・トゥ・ドバイ」ランキングの高い選手となる。

アフロディーテヒルズの伝説

このリゾートと周辺エリアは、古代神話と古い歴史に繋がりを持っており、3つの重要な考古学的遺跡であるランティディの森、ハジアブドーラ台地、そして人工丘のロアナに隣接して造成されている。

その名がギリシャ神話の愛の女神に由来するアフロディーテヒルズは、実際の古代神話に基づくアフロディーテの丘に位置している。このコウクリアにある唯一無二の場所は、海から生まれたとされる女神生誕の地を望み、リゾートの位置するランティディの森は、女神が再生の神であり永遠の若さの象徴であるアドニスと過ごした場所とされている。この土地が掘削された際、地中からは何千ものテラコッタ製の象の破片や200を超える碑文が発掘されたが、これらはいずれもアドニスとアフロディーテの伝説に由来するものだった。

新規大会と新トロフィー

第1回「アフロディーテヒルズ キプロスオープン」では、最終日の日曜に初代王者が誕生し、王者には新たにあつらえたアスプレイ社製の永続使用トロフィーが手渡されることになる。

国際スポーツマネージメント（ISM）とヨーロピアンツアーに依頼されたトロフィーは、製作に85時間が費やされ、アスプレイのメイフェア店にある工房で名匠の銀細工師によって特別にハンドメイドで作られた。アスプレイは「レース・トゥ・ドバイ」王者に贈られるハリー・バードントロフィー、そしてライダーカップの製作も手掛けている。