ダスティン・ジョンソンの2020年とコービーとの関係性
「サウジインターナショナル」で昨年8月以来2度目の大会出場を果たすディフェンディングチャンピオンのダスティン・ジョンソンは、2020年を“大きな一年”とする目標を立てた。
ロイヤルグリーンズG&CCでの第1回大会を2打差で勝利した世界5位は昨年、その3週間後の「WGCメキシコ選手権」も制覇した。
しかしながら、その後の「マスターズ」と「全米プロゴルフ選手権」で2位に入りながらも、ジョンソンは昨季が尻すぼみとなったことに不満を持っており、今年はスケジュール次第では「東京オリンピック」を含め、多くの大会で優勝争いをしたいと願っている。
「昨季の出来はまあまあだった。もちろん、自分が望むほど良いプレーはできなかった。とくにシーズン終盤はね」とジョンソン。「原因は様々なところにあった。何か特定の原因があったわけではないと思う。すべてにおいてそこそこだった。すべてが十分ではなかったんだ」
「自分のシーズンにとって、スケジュールは大部分を占めている。一年の最初に腰を据え、どの大会に出場するかスケジュールを組むんだ。連続して出場したい大会の数や、何週間オフを取りたいかは、人によって違うからね」
「自分に合ったスケジュールを作り出すのは、毎年継続して格闘することのひとつなんだ。特にオリンピックの年はスケジュールを組むのが難しくなる。明らかに試合数が増えるわけだから、その他の試合のスケジュールも変更されているね」
「とはいえ、オリンピックでアメリカを代表してプレーするのは、絶対に誇らしいことだよ。ただ、自分のスケジュールに、すんなり組み込めるのかどうか? それは自分でも定かではない。というのも、その周辺や、直前にかけて試合がたくさんあるからね。だから、まだ自分のチームとベストのスケジュールを組もうと模索している最中なんだ」
「大きな一年とすることを楽しみにしている。自分のゴルフは良い状態にあると感じている。知っての通り、アトランタ(ツアー選手権)以降はそんなにプレーできていないけれど、オフシーズンに(左ひざを)手術したので、今は復調しているところなんだ。すべて良い感じだし、胸を躍らせている」
また、ジョンソンは、日曜にロサンゼルスで9人が犠牲となったヘリコプターの墜落事故で、13歳の娘、ジャンナさんとともに急逝したバスケ界のスター、コービー・ブライアント氏に哀悼を表し、さらには41歳だったレジェンドと最近電話で連絡を取っていたことを明かした。
「彼はバスケの偉大なるアンバサダーだった」とジョンソン。「彼は僕を含む多くの人にとってアイドルだった。僕は、彼がバスケをする姿や、彼の成し遂げたことを見ながら育ったんだ」
「彼とは面識があって、実は、彼は僕のスポンサーの一つであるボディアーマーの主要投資家の一人でもあるから、少し前に電話で話したんだ。電話で話したのは、そんなに前のことではない。なんとも悲惨なニュースだ」