2020年 ホーグクラシック

米シニアツアー予選会が火災に巻き込まれる 極度乾燥のカリフォルニア

2020/03/04 18:15
予選会中に近隣火災に見舞われた全米プロ覇者のショーン・ミキール※写真は2019年「全米プロ」(David Cannon/Getty Images)

米チャンピオンズ(シニア)ツアー「ホーグクラシック」の予選会が行われていた米カリフォルニア州のゴルフ場で3日、近隣で発生した火災(野火)のために選手たちが避難する騒ぎがあった。

会場はロサンゼルス近郊のグースクリークGC。火災はコースから1マイル以内にある川沿いの荒地で発生し、出場していた2003年「全米プロゴルフ選手権」覇者のショーン・ミキールがツイッターに投稿した映像では、コース脇まで大きな炎が迫っている様子が確認された。

今年2月、カリフォルニア州は極度の乾燥に見舞われた。通常、同州の年間降雨量の90%を10月から4月までの7カ月が占めており、そのうち12月から2月の3カ月にその半分の雨量がある。だが、今年はサンフランシスコ市街など多くの地域で2月中に一滴の雨も降らず、観測史上最も乾燥した2月になったという。

11時半には全選手がコースから避難して、予選会のその後のプレーは中止された。選手たちは1番と10番からティオフしていたため、それぞれのグループから9ホールのスコアの上位2人ずつが選ばれて、ミキールをはじめ4人の予選通過者が決定された。

本戦は6日(金)、同コースから北東約40マイル(約64km)にあるニューポートビーチCCで開幕する。

2020年 ホーグクラシック