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雨中でただ1人のセルフプレー 西村優菜「しんどかった」

◇女子アマチュア競技◇アジアパシフィック女子アマチュア選手権 2日目(26日)◇ザ・ロイヤルGC(茨城県)◇6431yd(パー72)

今大会に出場する日本人選手8人の中ではただ1人、キャディを雇わず手引きカートでセルフプレーをする西村優菜。雨にたたられた2日目は6オーバー「78」と落としたが、初日の「68」が効いて、通算2オーバーの6位タイとトップ10をキープした。

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「自分でカートを引いたからか、ここまでしんどいラウンドはあったかな?っていうくらいしんどかった」と西村は苦笑した。球やクラブをふいたり、バンカーをならしたり…。ただでさえ、やることは少なくないが、雨が降ればその作業量はさらに増える。「きょうも(前の組から)遅れていたので、走ったし…。雨が降っているときは大変でした」と振り返った。

今大会でも海外選手のセルフプレーは珍しくない。西村も「オーストラリア(の試合)だと、予選ラウンドは1人でやって、マッチプレーで負けたら誰かのキャディをやったりします。初めてではないですね」というが、雨中での孤軍奮闘はやはり過酷だ。

ちなみに、今大会でハウスキャディを使う場合、料金は1日1万8000円。「まず高いのと、親は共働きで来られないし、弟も学校で来られない。なので、自分でやることにしました」というのが、今回の選択に至った理由。アマチュア選手の現実の一端が垣間見えた。(茨城県鉾田市/今岡涼太)

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