オクトーバーフェスト アジアンツアーCEOジョシュ・バラック
アジアンツアー通信/2017年10月号
10月は私にとって意義深い月である。なぜなら、私がアジアンツアーに加わってちょうど1年になるからだ。12カ月前に私がボードメンバーに加わって以降、チームとして我々が成し遂げてきたツアーおよび組織全体にわたる多くの明確な進展に満足している。
我々は最近、「インドネシアオープン」のツアー復帰というとても明るいニュースを発表した。この著名な大会は賞金総額30万ドルを提供し、10月26日から29日までポンドックインダGCで開催される。
昨年の「インドネシアオープン」は、2度のアジアンツアー賞金王であるジーブ・ミルカ・シンと、結果的な勝者であり、29歳前に7勝目をマークしたガガンジート・ブラーとの息詰まる死闘が繰り広げられた素晴らしい大会だった。
「インドネシアオープン」を加えたツアー日程は年間26試合となり、さらにまもなく発表できるであろう新規1大会を抱えている。今年、メンバーたちは総額3350万ドル(約38.3億円)が懸かったツアーを戦っている。
2016年の23試合から、3もしくは4試合増えるという意味で、2017年のアジアンツアーはとても堅実に成長している。年間の賞金総額も150万ドル(約1.7億円)増えており、2018年に向けてはさらなる試合数の増加も見込んでいる!
皆さんご承知のように、アジアンツアーは韓国ゴルフ協会(KGA)と5年間の合意に達し、2つの組織は2018年以降「コロン韓国オープン」と「GCカルテックスメキュンオープン」を共同主管することで、韓国での存在感を強化している。来季は「新韓東海オープン」も日程に組み込まれており、来年からはゴルフの孵化器ともいえる韓国で少なくとも年間3試合を開催する。
2018年はまた、クアラルンプールのグレンマリーG&CCで1月12日から14日までの日程で「ユーラシアカップ」が復活する。このライダーカップ・スタイルの大会は、欧州のトップ選手12人とアジアのトップ選手12人が参加して、賞金総額480万ドル(約5.5億円)という高額賞金を懸けて激突する。
この数週間で、韓国開催の「新韓東海オープン」を制したリチャード.T.リー(カナダ)ら、幾人かの注目すべき優勝者が誕生している。この勝利は彼にとってツアー2勝目で、ちょうど彼が怪我から復帰したタイミングと重なった。
翌週は「アジアパシフィック選手権ダイヤモンドカップ」で、日本の片岡大育がアジアンツアー初勝利を飾った。2016年に賞金ランク上位60位に入れずツアーカードを失った片岡にとっては、シード復帰を意味する大きな安堵となる勝利だった。
3度の2位を経験したあと、マレーシアのガビン・グリーンが「マーキュリーズ台湾マスターズ」でついに悲願の初優勝を成し遂げた。マレーシア人初の賞金王へ向けてその地位を固めつつあるこの若者にとって、ここまではなんという一年だろう。
また、賞金総額700万ドル(約8億円)の「CIMBクラシック 」を制したパット・ペレスと、再びトップ10入りを果たしたツアーメンバーのアニルバン・ラヒリ(インド)に大きな祝福を贈りたい。
ロープ外では、多方面でアジアンツアーのプロモーションを続けている。最近はCNBCにゲスト出演したり、Sports Mattersのゴルフに関するミーティングにパネラーとして参加したりした。我々はすべての機会を捉えて、アジアンツアーをダイナミックな発展を続けるアジアパシフィック地域のゴルフ界における第一線の存在としてアピールしていく。
結局、これが#whereitsATということだ。
日頃のサポートありがとう。
ジョシュ