シーズンは佳境へ アジアンツアーCEOジョシュ・バラック
アジアンツアー通信/2017年9月号
アジアンツアーにとってここから年末までの数ヶ月は、毎週のように大会が続く最も忙しい時期となる。
我々のひたむきなスタッフと才能に満ちた選手たちは、12月中旬の「インドネシア・マスターズ」でクライマックスを迎えるこのシーズン終盤戦をとても心待ちにしている。
わが営業チームは2018年シーズンの日程を固める作業に注力しており、それはとても充実したものとなりそうだ。アジアンツアーが韓国ゴルフ協会(KGA)との長期にわたる合意に至り、来年からコロン韓国オープンとGSカルテックス・メキュンオープンを共催して韓国での存在感が増すことを、私は喜びとともに報告したい。
これら2つの素晴らしい大会は、それぞれ賞金総額100万ドル(約1.1億円)と90万ドル(約9900万円)を超えている。アジアンツアーメンバーはそれぞれの大会で50ずつの参加枠を得ており、また世界ランキングによっても何人かのメンバーが出場を果たすだろう。
今年の大会を終えたばかりの「新韓東海オープン」と合わせて、2018年からは韓国内で年間少なくとも3試合のアジアンツアーイベントが開催されることになる。
我々は最近、2018年1月に再びタイで行われる2018年クオリファイングスクール(予選会)の登録受付を開始した。アジアンツアーの日程はより充実したものとなっており、来年のアジアンツアー出場権を確保しよういう野心に溢れた大勢の選手たちがいることを疑わない。毎年、500人以上の選手たちが出場しており、最終予選を突破した上位35人に新シーズンのツアーカードが与えられる。
ツアーカード獲得を逃した選手たちにも、年間約20試合が組まれる下部ADTでプレーする機会がある。そこで年間賞金ランク上位5位以内に入れば、翌年度のアジアンツアー出場権を得るという第二の道も残されている。
2017年シーズンに話を戻すと、もし「オメガヨーロピアンマスターズ」が残りシーズンを予測する指標となるならば、この先数週間でより多くのドラマが期待できることだろう。スコット・ヘンドが2年続けてプレーオフ負けを喫するのを見るのは胸が痛んだ。
しかし、我々はヘンドがすぐにその痛みを跳ね返すことに期待している。オーストラリアのビッグヒッターは、再び賞金ランクトップに返り咲き、史上初となる2年連続賞金王への道を歩んでいる。
アジアンツアーメンバーであり、2015年の賞金王アニルバン・ラヒリを盛大に祝福したい。彼はニック・プライスのキャプテン推薦によって、プレジデンツカップの世界選抜チームに選出された。アニルバンおめでとう!2度目の出場となるこの団体戦で、今年は自国開催で大きなサポートを受ける米国チームに対抗する彼の活躍を祈りたい。
あなたがこれを読む頃には、「新韓東海オープン」、「アジアパシフィック選手権ダイヤモンドカップ」、「マーキュリー台湾マスターズ」が成功裏に開催されていることだろう。これらはアジアンツアーにおける偉大なイベントで、きっと素晴らしい優勝者を祝福しているはずだ。
10月は忙しい月になるだろう。我々は 台湾で人気の「Yeangderトーナメントプレーヤーズ選手権」、マレーシアでの「CIMBクラシック」、中国での「マカオオープン」と「WGC-HSBC選手権」という4試合を開催する。
我々のメンバーたちは常に、賞金ランキング上位10人と3人のマレーシア人選手がプレーできる賞金総額700万ドル(約7.7億円)の豪華イベント「CIMBクラシック」への出場を目指している。賞金ランキングの上位4選手には、賞金総額950万ドル(約10.4億円)のアジア唯一のWGCイベントへの出場チャンスもある。
メンバーたちとアジアンツアーへの継続的な支援に感謝します!