石川遼、上位浮上はならずも「明日につながる1日」
2013/12/14 19:59
タイのアマタスプリングCCで開催されている、アジアンツアー「タイランドゴルフ選手権」の3日目。初日70位の出遅れから27位で決勝ラウンド進出を決めた石川遼は、6バーディ2ボギーと4つ伸ばし、連日の「68」をマーク。通算6アンダーは23位タイへの浮上に留まったが、「明日につながる1日になった」と自ら及第点をつけた。
ショットは、2日目から引き続いて好調。ショートパットを外してバーディを逃すシーンも目立った一方で、この日はパー5で確実にバーディを奪うマネジメントが光った。パー5のバーディは2日目までわずか2個と取りこぼしが目立っていたが、この日だけで3つを稼いだ。
バーディを2つ先行させて迎えた7番では、花道からの3打目を50センチに絡めて楽々バーディ。後半11番は「今日はフォローだったし、ティショットも最短のところにいった」と、残り200ヤードの2打目を6番アイアンでピン右7メートルに2オンし、悠々の2パットでバーディを奪った。さらに、15番でも手前花道からピン奥1.2メートルにつけて3つ目。「パー5はショット、アプローチ、パットが良くないと“4”という数字が獲れない。ショットが良ければ2オンもできるし、その点は良かったです」と、振り返る表情も満足気だ。
ひとつ気がかりなのは「12番のティショットで悪いスイングをしてしまい、首が詰まった感じになった」と、その後は頻繁に首をストレッチする姿が見られた点。「スイングに影響はない」というが、「首の筋肉よりは、肩とか手首から来ていると思う。昨日(14番の2打目)、ディボットから打って手首の張りもあるし、そこから来ている可能性もある。ちょっとケアをしていきたい」と慎重に気遣う考えを示した。(タイ・チョンブリ/塚田達也)