アジアンツアーはタイで予選会をスタート 新型ウイルス安全対策も
2020/02/13 08:45
新型コロナウイルスの感染拡大が心配されるなか、男子ゴルフのアジアンツアー1次予選会(Qスクール)が12日(水)、タイのレイクビューリゾート&ゴルフクラブで開幕した。バンコクからは陸路で南西に約190km、ペッチャブリー県にある同会場では次週、引き続き2020年シーズンの出場権をかけた最終予選会が行われる。
アジアンツアーは1月31日付けで今回エントリーした選手に注意喚起のメールを送った。中国・湖北省武漢市を中心にウイルスによる肺炎などの疾患が広がった経緯、およびタイ国内での状況(14人が感染/1月28日時点)などを説明した内容だった。
今回の予選については国際情勢に倣い、湖北省からのエントリー選手を受け入れない方針を示した(実際のエントリーはなし)。「保健機関の勧告、ガイドラインに従う」として現段階で中止や延期の措置はとっていない。安全対策として、選手には出場登録時の健康状態と旅程の申告を義務付けるほか、体調がすぐれない選手を診察する医師を現場待機させることを明らかにした。
今週の予選会には248人がエントリー。日本人選手は30人が名前を連ねた。最終予選会には日本ツアーのトップ選手もエントリーするとみられる。
ゴルフ界では12日からタイ・パタヤで開催予定だった「アジアパシフィック女子アマチュア選手権」が延期されたほか、米女子ツアーは次週からタイ、シンガポール、中国でのアジアシリーズ3連戦を中止した。