日本男女アマチュア選手権が72ホールストロークプレーに変更
日本ゴルフ協会(JGA)は18日、来年度からの「日本アマチュアゴルフ選手権」と「日本女子アマチュアゴルフ選手権」の競技方式を上位32人によるマッチプレー(決勝)から、72ホールのストロークプレーに変更することを明らかにした。これに伴い、開催日程が短縮。「日本女子アマ」は6月21日(火)~24日(金)に福島県のグランディ那須白河GCで、「日本アマ」は7月5日(火)~8日(金)に北海道ブルックスCCで行われる。
その年の男女アマチュアゴルファー日本一決める両大会は、2000年大会から昨年まで36ホールのストロークプレーによる予選ラウンドを行い、上位32人が決勝のマッチプレーでタイトルを争った。
JGAはリリース内で「マッチプレー方式は、ゴルフの起源であり、ストロークプレーでは見られない目の前の対戦相手との駆け引きや流れを読む力などが試されるなど多くの魅力を持っています。その一方で、トーナメント方式であるが故に、日本一を決する決勝戦に進出できるのはマッチを勝ち抜いてきた2名に絞られてしまうことになります」と変更に至った理由を説明。
「JGAは、ストロークプレーが今日まで発展した大きな理由の一つに、多くの選手に最後まで優勝のチャンスが残り、白熱したプレーが展開されることがあると考えます」と、プロツアーのトーナメントでも大多数を占めるストロークプレー方式で優勝者を決めることで、選手個々のモチベーションを高めるとした。
これによりJGAの主催競技からマッチプレー方式を採用する試合が消滅する。一方で「全米アマチュア選手権」、「全英アマチュア選手権」等、海外トップアマが出場する大会は来年度も同フォーマットの採用を継続。JGAは「ゴルフの起源でもあるマッチプレー方式の選手権を主催することは大きな意義を持つと考えており、将来的にはマッチプレー選手権の開催も引き続き検討してまいります」としている。
またJGAは同日、2018年度の「日本女子オープン選手権競技」を千葉カントリークラブ野田コースで開催することを発表した。