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日本勢はトップ100から大幅減 17歳が3強の一角へ/14年女子世界ランク総括

■2強の間に割り込んだのは17歳

今年度最後となる第52週の女子 ROLEX 世界ランキングが発表。2014年度、世界ランク1位の座には 朴仁妃(韓国)とステーシー・ルイス(アメリカ)の2人が入れ替わりで君臨した。

朴仁妃/31週間 (第1週-第21週、第43週-第52週)
ステーシー・ルイス/21週間 (第22週-第42週)

前年4月から世界ランクトップの座に就いた朴は、6月から10月中旬までその位置をルイスに奪われたが、10月末には再び1位に返り咲いている。14年は8月開催のメジャー戦「ウェグマンズLPGA選手権」で大会連覇を果たしたほか、台湾や中国(欧州女子ツアー)でも優勝を記録。26歳ですでにメジャー5勝の実力者は、他にも2位が3回、3位が4回と安定したゴルフを展開した。

ルイスは米国女子ツアーの賞金王、プレーヤー・オブ・ザ・イヤー(最優秀選手)、ベアトロフィー賞(最少平均ストローク)の3冠王に輝いた。ツアー3勝に加えて、「全米女子オープン」2位は世界ランクポイント60点、「クラフトナビスコ選手権」3位は同40点と、メジャー大会で通常のツアー優勝と同じようなポイントの獲得に成功。21週間世界ランク1位になっていた。

朴とルイスの間に入り、年度最終ランク2位となったのが17歳のリディア・コーだ。2013年11月にプロ転向し、ルーキーイヤーから実力を存分に発揮。14年はサンフランシスコ開催の新設大会「スウィンギングスカートLPGAクラシック」(62点加算)、7月「マラソンクラシック」(37点加算)、そして最終戦となる「CMEグループ・ツアー選手権」(62点加算)と3勝を挙げ、新人賞に加えて年間ポイントレースも制してボーナス100万ドルを獲得した。

「全米女子オープン」を制したミッシェル・ウィが、世界ランクトップ10で一番大きく順位を上げて選手だった。歴史あるパインハーストで男子、女子の全米オープンが続けて開催。注目を集めた今年度大会で優勝し、世界ランクポイント100点を獲得したウィは、約3年振りのトップ10復帰を果たした。2013年5月末には103位まで落ち込み、年初は61位だったウィの年度最終ランクは6位。

■多くの日本勢がトップ100から離脱

日本勢は、今年第1週の世界100位以内にランクされていた16人のうち、順位を上げたのは大山志保のみ。20位から104位に下がってしまった宮里藍を含め、10人がトップ100から外れた。

第1週/第52週/変動/選手名
20位/104位/↓84/宮里藍
21位/82位/↓61/宮里美香
36位/47位/↓11/横峯さくら
39位/67位/↓28/森田理香子
46位/127位/↓81/佐伯三貴
48位/44位/↑4/大山志保
49位/130位/↓81/比嘉真美子
54位/80位/↓26/吉田弓美子
66位/203位/↓137/有村智恵
83位/90位/↓7/一ノ瀬優希
84位/108位/↓24/笠りつ子
85位/134位/↓49/上原彩子
88位/164位/↓76/不動裕理
91位/261位/↓170/茂木宏美
99位/170位/↓75/服部真夕
100位/156位/↓56/馬場ゆかり

そんな中、一気にブレークして100以内に入ってきた日本人選手が8人いる。国内メジャー「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」を大会最年少で制した鈴木愛が、698位から69位と大躍進。成田美寿々は国内メジャー「ワールドレディスサロンパスカップ」(24点加算)を含む年間3勝を挙げ、日本人選手3番手となる60位に上昇した。

また、上田桃子は年初の世界ランクを133位からスタートし、4月末には162位まで順位を下げていたが、「CAT Ladies」(19点加算)、「樋口久子 森永レディス」(17.5点加算)の優勝により年度最終ランクを65位とし、日本人選手としては4番手につけた。さらに、賞金ランク19位で初シードを決めた香妻琴乃は355位から77位に浮上。米国女子ツアーで26試合に参戦、賞金ランク47位でシーズンを終えた野村敏京は86位とし、年初と比較すると33ランクアップとなった。

第1週/第52週/変動/選手名
113位/60位/↑53/成田美寿々
133位/65位/↑68/上田桃子
698位/69位/↑629/鈴木愛
130位/73位/↑57/酒井美紀
154位/76位/↑78/原江里菜
355位/77位/↑278/香妻琴乃
119位/86位/↑33/野村敏京
131位/88位/↑43/渡邉彩香

<2014年 最終世界ランキング>

主な海外選手

順位/14年第1週順位/選手名
1位/1位(変動なし)/朴仁妃(韓国)
2位/4位(2ランクアップ)/リディア・コー(ニュージーランド)
3位/3位(変動なし)/ステーシー・ルイス(アメリカ)
4位/2位(2ランクダウン)/スーザン・ペターセン(ノルウェー)
5位/6位(1ランクアップ)/フォン・シャンシャン(中国)
6位/61位(55ランクアップ)/ミッシェル・ウィ(アメリカ)
7位/5位(2ランクダウン)/リュー・ソヨン(韓国)
8位/24位(16ランクアップ)/キム・ヒョージュ(韓国)
9位/8位(1ランクダウン)/カリー・ウェブ(オーストラリア)
10位/9位(1ランクダウン)/レクシー・トンプソン(アメリカ)
17位/7位(10ランクダウン)/チェ・ナヨン(韓国)
19位/13位(6ランクダウン)/ポーラ・クリーマー(アメリカ)

主な日本人選手

順位/14年 第1週順位/選手名/年間世界ランク対象試合数
44位/48位(4ランクアップ)/大山志保
47位/36位(11ランクダウン)/横峯さくら
60位/113位(53ランクアップ)/成田美寿々
65位/133位(68ランクアップ)/上田桃子
67位/39位(28ランクダウン)/森田理香子
69位/698位(629ランクアップ)/鈴木愛
73位/130位(57ランクアップ)/酒井美紀
76位/154位(78ランクアップ)/原江里菜
77位/355位(278ランクアップ)/香妻琴乃
80位/54位(26ランクダウン)/吉田弓美子
82位/21位(61ランクダウン)/宮里美香
86位/119位(33ランクアップ)/野村敏京
88位/131位(43ランクアップ)/渡邉彩香
90位/83位(7ランクダウン)/一ノ瀬優希
104位/20位(84ランクダウン)/宮里藍
108位/84位(24ランクダウン)/笠りつ子
119位/166位(47ランクアップ)/穴井詩
124位/135位(11ランクアップ)/菊地絵理香
125位/105位(20ランクダウン)/表純子
127位/46位(81ランクダウン)/佐伯三貴
130位/49位(81ランクダウン)/比嘉真美子
132位/101位(31ランクダウン)/藤本麻子
134位/85位(49ランクダウン)/上原彩子
137位/217位(80ランクダウン)/藤田幸希
142位/664位(522ランクアップ)/藤田光里
146位/ランク外(700+ランクアップ)/前田陽子
156位/100位(56ランクダウン)/馬場ゆかり
164位/88位(76ランクダウン)/不動裕理
168位/720位(552ランクアップ)/葭葉ルミ
170位/95位(75ランクダウン)/服部真夕
173位/178位(5ランクダウン)/大江香織
176位/225位(49ランクアップ)/福田真未
180位/357位(177ランクアップ)/森田遥(アマチュア)
185位/102位(83ランクダウン)/堀奈津佳
195位/161位(34ランクダウン)/北田瑠衣
197位/175位(22ランクダウン)/木戸愛
202位/436位(234ランクアップ)/勝みなみ(アマチュア)
203位/66位(137ランクダウン)/有村智恵
210位/513位(303ランクアップ)/西山ゆかり
214位/176位(38ランクダウン)/飯島茜
215位/721位(596ランクアップ)/山城奈々
244位/129位(115ランクダウン)/金田久美子

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