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ランキング1位と2位が貫禄のプレー/世界女子アマ

世界アマチュアランキング1位に君臨する18歳のミンジー・リー(オーストラリア)が、その実力を見せつけた。長野県にある軽井沢72東で行われた「世界女子アマチュアチーム選手権」の最終日、1イーグル5バーディの7アンダー「65」で回って、「66」の18歳スー・オーと共に、この日だけでチームスコア13アンダーを記録。通算29アンダーとして、7打差あったカナダとの差を逆転し、3度目のチーム優勝に導いた。

初日にチームスコアイーブンパーと、首位カナダに9打差をつけられたオーストラリアだったが、3日目には10ストローク伸ばすと、最終日もリーが序盤の5ホールだけで4アンダー、オーも同じく3アンダーと、ロケットスタートで首位を捉えた。

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チーム3番手として回ったリーが17番を終えた時には、後ろで回るカナダに2打差をつけて単独首位に立っていた。

だが、リーの18番のティショットは右に出てラフの中へ。前方には高い木が立ちふさがり、もし木に当ててしまえばダブルボギーもある状況。だが、リーは木の上を越えるルートを選択し、グリーン手前のラフまで運ぶと3打目で1メートルに寄せてパーセーブ。最後までカナダに隙を与えなかった。

今大会2度目の出場となったリーは、「この2年ですごく成長したと思う。この大会をチームのみんなにとって特別な経験にしたかった」と満面の笑みで話した。

一方、首位を逆転されたカナダの17歳ブルック・ヘンダーソンは、個人戦では1位になったものの複雑な表情。「オーストラリアは素晴らしいプレーをした。2位になったのは少し残念だけど、全体としてみれば素晴らしい1週間だったし、チームとして良いプレーもできた」と振り返った。

ヘンダーソンの4日間通算19アンダー(269ストローク)は、2012年トルコ大会でリディア・コー(ニュージーランド)が記録した274ストロークを更新する最少ストローク。現在のアマチュアランキング1位のリーと、2位のヘンダーソンが、その実力通りの活躍で大会を締めくくった。(長野県軽井沢町/今岡涼太)

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