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金子優将、永井花奈らが出場決定/世界ジュニア日本代表選抜・決勝

◇最終日◇5月12日◇岐阜・花の木GC(15~17歳男子6,972ヤードほかカテゴリー別、いずれもパー72)◇出場176人◇主催 国際ジュニアゴルフ育成協会ほか、特別協賛 日本マクドナルド

世界ジュニア(7月16~19日、米国サンディエゴ)への日本代表が決定した。最終ラウンドが行われ、15-17歳の部男子は、金子優将(栃木・作新学院高1年)が1オーバー73で回り、通算3オーバー219で優勝し、世界ジュニア代表になった。前日首位の下田雄大(東京・堀越高2年)は78と崩れたが3位で代表権を獲得。同女子の部は永井花奈(東京・日出学園高1年)が3アンダー69をマークし、通算7アンダー209で、2位野口彩未(熊本・熊本国府高3年)に10打差をつけて優勝した。13-14歳の部男子は美村凌我(神奈川・上菅田中2年)が通算6オーバー222で優勝。同女子は3アンダー69をマークした吉本ひかる(滋賀・湖西中3年)が通算4オーバー220で逆転勝ちし、2年連続世界ジュニア切符を手にした。その他のカテゴリーでは、11-12歳の部は男子が中尾亮太(京都・同志社中1年)、女子が長野未祈(千葉・麗澤中1年)、9-10歳の部は男子が小林大河(東京・半田小4年)、女子が阿部未来(東京・東落合小5年)、7-8歳の部は男子が清水蔵之介(東京・八坂小2年)、女子は川畑優菜(千葉・佐貫小2年)が、それぞれ優勝した。

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金子優将が初出場!/15-17歳の部男子

金子優将(栃木・作新学院高1年)が世界ジュニア初出場を決めた。この日1オーバー73で回り、通算3オーバー219で2日目2位から逆転優勝した。「ショットが乱れたが、パターとアプローチに助けられました」と、振り返った。前半をバーディなしで折り返し、重苦しい空気を変えたのが10番パー5.「ティショットがカート道に当たって跳ねて、かなり飛んでくれた」と、残り230ヤードから5番ウッドでグリーン手前まで運んでこの日初バーディ。気持ちが落ち着いた。世界ジュニアについて「初めてなんで、上位フィニッシュできれば」と目標は控えめ。ドライバー飛距離が240~50ヤードと飛ぶ方ではないが「パターとアプローチが得意なんで、グリーンを外しても拾える自信はあります」という。「海外も初めてなのでパスポートを取らないと」と笑顔をみせた。この優勝で、男子プロツアー「HEIWA・PGM Championship in霞ヶ浦」(11月7~10日、茨城・美浦GC)への出場権を獲得した。

永井花奈がぶっちぎりで決めた!/15-17歳の部女子

目標通りのぶっちぎりで、永井花奈(東京・日出学園高1年)が制した。「今までこんなチャンスがなかったから、今回は2位に10打差つけて勝ちたいと思っていた」と、第1ラウンド67が効いて一人旅になったことで、高い目標を持った。この日は2つボギーがあったが、5バーディを量産。13番では「15メートルぐらい」という長いパットも決まり、2位野口彩未に10打差をつけた。「何より60台で回れたのがうれしい。世界ジュニアでも今回のようなプレーをしたい。いかにボギーを減らせるか。バーディ数はそうそう急には増えないので」と意欲を見せた。世界舞台での目標を聞かれ「優勝ですよ、優勝」と力強く言い切っていた。

吉本ひかるが2年連続で代表に/13-14歳の部女子

昨年のこのカテゴリーの日本代表、吉本ひかる(滋賀・湖西中3年)が地力を発揮して、逆転優勝した。「絶対優勝して(世界ジュニアに)いきたいと思っていた。落ち着いて1打1打しっかり打ていこうと思った」という。インスタート10番で2メートルにつけてバーディを奪い、前半3バーディ33で一気にトップに立ってこの日3アンダー69、通算4オーバー220とし、思い描いた通りになった。昨年の世界ジュニアでは3日間大会の2日目に崩れて、13位に終わった。海外は苦にならず「周りが外国人ばかりなので、逆に大丈夫。知っている人が多いほうが意識してだめなので」という。「今年は2日目にしっかり回りたい」と昨年の悔しさを晴らすつもりだ。

阿部未来が圧勝/9~10歳の部女子

一昨年の世界ジュニア日本代表の阿部未来(東京・東落合小5年)が、このカテゴリーで圧勝した。前日サスペンデッドとなり、早朝に第1ラウンドの残り3ホールを消化して2アンダー70。午後からの最終ラウンドでは「パターがよかった」と、1バーディ、1ボギーのイーブンパー72にまとめ、2位に15打差をつけた。一昨年の世界ジュニアでは7-8歳の部で9位。この1年間で身長が8センチ伸びて138センチになり、ドライバーの飛距離も20ヤード伸びて180ヤードになったという。得意のパターは、毎日自宅で「1.5メートルを20回連続で入れるまでやっています」と、磨きをかけてきた。「今回の世界ジュニアは、コースの距離が前行ったときより長くなるので、正確性が必要だと思います。ショット練習をしていきたい」と、意気込んでいた。

世界ジュニア日本代表は以下の通り。

▽15~17歳の部
【男子】金子優将(栃木・作新学院高1年)219、佐々木魁斗(宮城・仙台育英高3年221、下田雄大(東京・堀越高2年)222
【女子】永井花奈(東京・日出学園高1年)209、野口彩未(熊本・熊本国府高3年)219、蛭田みな美(福島・学法石川高1年)219
▽13~14歳の部
【男子】美村凌我(神奈川・上菅田中2年)222、芹沢慈眼(大分・庄内中2年)223、内田直輝(神奈川・伊勢原中2年)223
【女子】吉本ひかる(滋賀・湖西中3年)220、石井理緒(新潟・本丸中2年)222、河野杏奈(東京・松沢中2年)225
▽11~12歳の部
【男子】中尾亮太(京都・同志社中1年)151、蝉川泰果(兵庫・兵庫教育大付中1年)152
【女子】長野未祈(千葉・麗澤中1年)143、手束雅(徳島・坂野中1年 )146
▽9~10歳の部
【男子】小林大河(東京・半田小4年)149、久常涼(岡山・広野小5)151
【女子】阿部未来(東京・東落合小5年)142、長谷川せら(岐阜・稲羽西小5年)157
▽7~8歳の部
【男子】清水蔵之介(東京・八坂小2年)138、斉藤隼人(埼玉・立花小3年)148
【女子】川畑優菜(千葉・佐貫小2年)148、森愉生(大分・大分大付小3年)155
※13-14歳の部以上は54ホール、11-12歳の部以下は36ホールの合計ストローク。同スコアは最終ラウンド18番からのカウントバックにより順位を決定

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