ウィルソン社躍進の立役者辞任

2002/09/17 09:00

ウィルソン社の躍進に貢献したゴルフ部門最高責任者ルーク・リース氏が、9月13日をもって社を離れることになった。リース氏は、ディープレッド(深紅)のウッドシリーズで、市場シェア巻き返しに貢献した張本人だった。

公式発表では、リース氏の後任は未決であるとのこと。

後任が決定されるまでの間は、ウィルソンスポーティンググッズ社長のジム・ボー氏が、ゴルフ部門最高責任者も兼任することになった。

ルーク・リース氏
「ウィルソンゴルフで3年間過ごし、そろそろ次を目指す時期にきたと思う。ゴルフ界におけるウィルソンブランドの躍進については誇りに思っており、さらなる大きな一歩を踏み出すことになるだろう」

リース氏の次の予定は決まっていない。ボー氏にとっては晴天の霹靂といったところだろう。

ジム・ボー氏
「ルーク氏の退職については驚いている。彼を失うのは痛い。ゴルフクラブの売上増および“トゥルーゴルフボール”における貢献は計り知れない。しかし我々も振り返ってばかりはいられない。私は以前にも同役職を経験しており、職務兼任については楽しみでもある。ゴルフ業界は我々が扱うスポーツ用品の中でも最も大きな市場を持つので、今後、適任と思われる人物が現われたら、その人にゴルフ部門を任せるつもりだ。その時期は未定だが」

by Golfweek Staff