タイガーと一回戦でぶつかるブレンダン・ジョーンズとは
コースの下見に訪れたタイガー・ウッズのキャディ、スティーブ・ウィリアムスが、10時20分にコースを去る一方で、熱心に練習していたのがタイガーと「アクセンチュアマッチプレー選手権」の一回戦で対戦するブレンダン・ジョーンズだった。
オーストラリア出身のジョーンズは、アメリカ人キャディとともに回ったが、48時間後の光景とは裏腹にファンの姿はまばら。水曜日にタイガーと対戦することを知っているゴルフファンは、一躍有名になるジョーンズにサインを求めていた。
午後になると、メジャー14勝のディフェンディング・チャンピオン、タイガーの姿がこの日は見られないことがファンにも伝わった。すると、記者会見場は満員とはいかないまでも、タイガーとの戦いを前にしたジョーンズの心境を聞こうと、多くの報道陣がつめかけた。
ブレンダン・ジョーンズ
「タイガーと回ったことがないので、こんな素晴らしいチャンスはないと思いました。スポーツ史を通じて、最も期待されるカムバックの舞台に自分が関われるなんて最高です。先週、リビングルームでくつろいでいるとき知りましたが、1月はほとんど家で過ごしていたのです。水曜日のことを考えるだけで、ちょっと緊張しますね」。
-大きな期待をかける人がいない分、気楽か?
ブレンダン・ジョーンズ
「それはありますね。もしも水曜日にキャリアで最高のゴルフができてタイガーを倒したら多少、私の名前は広がると思いますが・・・。それはともかく、今週は今の世代で最強のゴルファーのプレーを見るのを楽しみにしています。ゴルフでは考えられないようなことも起こりますが、自分が不利なのはわかっています」。
ジョーンズに初対面のタイガーになんと声をかけるかたずねたところ、「3ストローク、もらえませんか?」と聞こうかなとジョークもこぼれた。今週は好感が持てるジョーンズをよく知るチャンスかもしれない。
タイガーは月曜日にツーソンに到着。火曜日に、いつものように夜明けとともに練習ラウンドをはじめることが予想される。