松山英樹、丸刈りでGDOファン大賞を受賞

2012/04/16 20:19
松山英樹は少し刈り残しのある丸刈りで照れながら受賞式に現れた

自身2度目の「マスターズ」出場を果たし、2年連続でのローアマチュアを獲得できず悔しさを表した松山英樹が、16日(月)に都内で行われたゴルフダイジェストアワードに出席した。

「ゴルフダイジェスト・オンライン・ファン大賞」を受賞した松山は「こういう賞をいただいき本当に嬉しいです。ファンの皆さんに認めてもらうには、アマの試合もプロの試合も上位で戦うことが大事だと思います。今年はまず、大学の団体戦5冠と日本オープンのローアマ獲得が目標です」と受賞の喜びとともに今後の抱負を語った。

マスターズから帰国し仙台に戻った松山は、同じゴルフ部の仲間に「誰か、刈ってくれ」とバリカンを渡し丸刈りにするようお願いした。「マスターズで悔しい思いをしたので、気合いを入れるためにしました。前から長くはなかったので、周囲からは『違和感はない』って言われていますよ」と、照れくさそうに話す。

前日まで行われた国内男子ツアーの開幕戦「東建ホームメイトカップ」では東北福祉大の先輩にあたる藤本佳則が、最終日に7ストローク伸ばして7位に食い込んだ。「藤本さんは、大学で目標としていた人ですし、一番のライバルなので。開幕戦で結果を残すなんて凄いです。いつか自分もプロになった時に同じように結果を残したいです」。ライバル視する先輩の活躍を素直に認めた。

しかし、松山のプロデビューはもう少し時間がかかりそうだ。「あれだけ悔しい思いをしたので、またマスターズに行きたいです。だから、アジアアマでもう1度優勝して出場資格を掴みたい」と、鋭い目つきで一点を見つめ、そう語った。(東京都港区/本橋英治)