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櫻井勝之「自分には勝つ実力があるはず」

日本アマチュアゴルフ選手権競技の4日目、決勝進出1番乗りを決めたのは昨年の「日本学生ゴルフ選手権競技」を制した櫻井勝之だった。2回戦で松山英樹を倒した古田幸希と、準決勝で対戦した櫻井は、暑さで顔を真っ赤にしながらラウンドする古田とは対象的に、日傘をさして涼しい顔でプレーを続けた。

1番、2番を連取した櫻井は5番、6番も奪い早くも4アップ。しかし、アプローチとパッティングで粘りを見せる古田が中盤以降徐々に取り返していく。15番パー5ではティショットを左サイドの林に入れた古田が、3打目のアプローチでピン1mに寄せてバーディを奪い、その差は櫻井の1アップに。しかし、アップドーミーホールとなった17番で古田が1.5mのパーパットを外し、櫻井がパーセーブをしたため、2アンド1で櫻井が初の決勝戦進出を決めた。

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決勝戦の対戦相手は、昨年の「日本学生」の最終日に、櫻井が5打差を逆転した藤本佳則。そのことに櫻井は「たぶん、前回のことがあるので、藤本さんは気合いを入れてくると思います。自分は先行逃げ切りが好きなので、明日も先行して行きたいです」と話す。

そして、勝つ自信については「以前まで日本アマは上位に入ることが目標でしたが、昨年学生のタイトルを取ってから目標が変わりました。自分には日本アマで勝つ実力があるはずなので、今は優勝を目標にしています」と続ける。

櫻井が日本学生に続き日本アマのタイトルも獲得することになると、近年では2003年に甲斐慎太郎が達成しているが、その前を振り返っても倉本昌弘川岸良兼宮里優作など10人しか達成していない。11人目の両タイトルホルダーに名乗りを上げるか、最終日の決戦に注目が集まる。【愛知県みよし市/本橋英治】

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