2011年 東北地方太平洋沖地震

深堀圭一郎が都内でチャリティイベント

2011/04/02 14:53
自身も負傷からの復活を目指す中、積極的にチャリティ活動を行う深堀圭一郎

深堀圭一郎が2日(日)、都内百貨店で東北地方太平洋沖地震から続く被災地に向けたチャリティイベントを行った。用具契約を締結するナイキゴルフとのタッグで、数十人のファンを集めてトークショーやワンポイントレッスン会を開催。イベントで集められた募金は百貨店を通じて日本赤十字社に送られる。

甚大な災害に見舞われた東北地方。深堀にとっても今回の震災は他人事ではなかった。家族は無事だったものの、父が経営する岩手・盛岡市内の食品会社が被害を受けた。本格的な営業再開のめどは立っておらず胸の内は苦しい。それでも「早く元気を出さなければならない」と早速行動に移し、知人が呼びかける「岩手復興エイド基金」に協力。3月末には静岡・浜松市内で行われた募金活動にも駆けつけた。副会長を務める選手会の活動に携わるのはもちろん、今後は契約するマクドナルドの募金にも協力する考えで、精力的に動いている。

数年前から左足人差し指付け根の痛みと闘ってきた深堀は、今年2月4日に手術に臨んだ。リハビリを続け、現在は「ボールを少し打ち始めたところ」だという。それでも、早ければ出場権のある5月中旬の「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」での復帰を目指す。

自身の復活を期す中「1年でなく、長いスパンでやっていけることを考えていければ。焦るのではなく、ゴルフ界みんなで恩返ししていきたいと思う」と、被災地の、そして日本の1日でも早い復興を祈っていた。

2011年 東北地方太平洋沖地震