沈痛の有村、“第二の故郷”の震災に涙
2011/03/12 11:13
11日(金)に東北地方太平洋沖で発生した大地震の影響により、大会中止が決定した「ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップ」。翌12日、午前8時に選手全員がコースに集まり、選手ミーティングが開かれた。その中には、自宅が被害を受けたり、友人と連絡を取れないという選手の声もあがり、涙ぐむ選手もいたという。
宮城県にある東北高校のOB、有村智恵もその1人だった。ミーティング後に行われたテレビインタビューでは、最初は気丈に話していたものの、“第二の故郷”とも話す仙台の震災の話題に移ると、一気に涙が溢れ出た。「昨日、テレビで仙台の模様が流れていて、すごく心配で・・・」。大粒の涙を流し、言葉に詰まりながら心情を吐露した。
ミーティング委員会では、協会としての今後の対応などが話し合われ、募金やチャリティ活動などが行われる予定だという。「とにかく今は、自分たちのできることを探していきたいです」と前をしっかりと見据え、声を振り絞っていた。