宮里藍、女性初の沖縄県民栄誉賞を受賞!
2010/12/27 18:38
今シーズン、米ツアーで5勝と大活躍をした宮里藍にまた一つ勲章が加わった。過去には沖縄尚学、北京パラリンピックの銀メダリスト・上与那原寛和さん、そして興南高校が同賞を受賞しているが、女性としては宮里が初めて。この日、同賞授与式が行われた沖縄県庁には地元が生んだ“世界のAI”を一目見ようと700人近いファンが詰めかけ、会場は熱気に包まれた。
沖縄県の仲井真弘多知事は、「県内の青少年が宮里さんの姿に夢を描き、世界に羽ばたく人材に育っていくことを期待したい」と祝辞を述べるなど、関係者からのお祝いの言葉が相次ぐ中、サプライズゲストとして宮里美香プロが花束を持って会場に現れると、宮里は大きな目をさらに見開いて嬉しい驚きを見せていた。
「25歳で身に余る賞を頂いて恐縮していますが、これに恥じないよう、世界のトップを目指して頑張っていきたいです」と宮里。授与式に参列した父・優氏も「果たしてこの賞に見合うのか。本人も半信半疑だと思うし、努力目標、頑張れというメッセージだと思う」と、今回の受賞をさらなる糧として精進することを誓っていた。
来シーズンも米ツアーを主戦場とする宮里だが、3月に沖縄で開催される「ダイキンオーキッドレディス」には「出たいという気持ちはある」と出場に意欲を見せている。「沖縄の人の良い意味のゆるさが大事」と、自分の原点を見詰めつつ、宮里はいっそうの飛躍を目指す。