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伊藤涼太は惜しくも最年少優勝ならず 勝ったのは韓国の李東桓

第89回日本アマチュア選手権の決勝戦が10日、茨城県の龍ヶ崎ゴルフクラブ(7047ヤード、パー72)で行われた。決勝戦の組み合わせは、史上最年少で決勝進出を果たした14歳の伊藤涼太(白鳥中学2年)と、韓国のアマチュアタイトルを総なめにしている17歳の李東桓(イ・ドンファン)。将来アジアのゴルフを背負っていくであろう2人の対決が始まった。

決勝戦は36ホールのマッチプレー。序盤は、取っては取られてのバーディ合戦が続いたが、ホールが進むにつれて李に流れが傾いていく。前半18ホールを終えて4upのリードを奪った李は、後半に入っても攻撃の手を緩めず一時は5upまで広げる。

終盤に差し掛かりようやく伊藤が反撃に転じ、29番の時点で2downまで戻したが、これ以上差を縮めることができず勝負あり。34番でバーディを奪った李が3 and 2で伊藤を破り、見事ビッグタイトルを手に入れた。韓国勢が日本アマの決勝に進出するのは2001年の金渉(キム・デ・サブ)以来2度目。そのときは宮里優作が優勝したが、今回韓国人として初めて日本アマチュアのタイトルを手に入れることになった。

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