オーガスタは「人生で、もう最後」 六車日那乃は大会自己ベスト17位
◇女子アマチュア◇オーガスタナショナル女子アマチュア 最終日(6日)オーガスタナショナルGC(6365yd、パー72)
18位から出た六車日那乃は、3バーディ、5ボギー「74」で終え、通算3オーバー17位で終えた。2022年から3度目の出場で、17位は自己最高位。「最終日の緊張感の中でプレーできたのは、いいこと。楽しかったです」と笑顔を見せた。
今年は自身5度目のプロテストに挑戦。合格してプロ転向すれば、オーガスタナショナルGCに足を踏み入れるの今回で最後になる。「人生で、もう最後だと思ってやっていました。さみしいですけど、アマチュアだからここに来られた。強くなれる材料をもらいました」と表情を引き締めた。
日本勢最上位の13位から出た寺岡沙弥香は、「75」とスコアを落として通算3オーバー17位。「ひとつ、トラブルでトリプルボギーにしてしまった」と池に入れた11番が悔やまれたが、「それ以外は、思ったよりもいいゴルフができました」と評価できる部分もあった。
昨年から2年連続の出場で、試合でオーガスタを回るのは今年がはじめて。「マスターズ」前週とあって多くの観客に囲まれながらのプレーは、「いいショットやパターをしたら、びっくりするくらい盛り上がってくれる」と思った以上ににぎやかだった。六車と同じく、今年は5度目のプロテストを控えている。「世界で17番目だと思って、自信を持ってプレーしたいです」と意気込んだ。
昨年は予選落ちだった16歳の新地真美夏(東京・共立女子二高)は「77」と崩れ、通算8オーバー29位でフィニッシュ。スタートから3連続ボギーと苦しい出だしだったが、終盤は15番から連続バーディを奪い、「最後は良い終わり方はできました」と振り返った。
「どんなスコアでも、毎日楽しかった。スコア的にはきょうが一番悪かったけど、すごいコースで回れて良かったです」と総括し、緊張していた昨年よりもコースを楽しむ余裕もあった。「リベンジしたい」と1年後のオーガスタを見据えて気合を入れた。(ジョージア州エバンス/谷口愛純)