「安全に」フェードへ 堀川未来夢の目標は賞金ランクトップ3
男子プロゴルファーの堀川未来夢が9日、神奈川県のパシフィコ横浜で行われたジャパンゴルフフェアに参加。宮里藍さん、男子プロゴルファーの宮里聖志とともに契約を結ぶブリヂストンゴルフのトークショーに登場した。
この日のトークテーマは“ストレッチ”。宮里3きょうだいの長男・聖志が司会進行を務め、妹・藍さんと堀川が自身のストレッチ方法を会場のゴルフファンに伝授した。昨年に続いてジャパンゴルフフェアに参加した堀川は「試合会場でお会いする方もいたりして、普段より距離感も近く接することができた。楽しみにしているイベントのひとつ」と感想を語った。
前週はアジアンツアー「ニュージーランドオープン」に出場し、優勝した幡地隆寛と6打差の21位で終えた。「ケアレスミスが多くて…。でも、平均で一日5、6個バーディが獲れたので、調子は良いですね」と振り返る。
今オフは「大きなスイング改造とか、ガンガンのトレーニングとかはそこまでしていない」。それでも、現在は持ち球の変更に取り組んでいるという。「ドローでずっとやってきたけど、(ことしは)7、8割はフェードでいこうかな、と。ターゲットの取り方や構える方向も慣れてきたので」と明かした。
変更を決めた最大の要因は「安全」になるから。「今のクラブは(球が)捕まりにくい。良いドローを打とうとした時に、たまに逆球が出てしまったりするので、やっぱり今のクラブに合うのはフェードかな、と」
メジャー2勝を含むツアー通算4勝をマークしているが、昨季は優勝を挙げられず。22年11月「マイナビABC選手権」以来の勝利を目標に、今季国内開幕戦「東建ホームメイトカップ」(3月28日開幕/三重・東建多度CC名古屋)へ調整中だ。
今季の目標には「賞金ランクトップ3」を掲げる。「自分のベストが4位(22年)なので、3位以内にいけたら。そんな簡単ではないと思うけど頑張りたい」。22年シーズンからは賞金ランクトップ3に欧州ツアー出場権が与えられるようになり、比嘉一貴や星野陸也、中島啓太らが海を渡った。
「世界に行けるチャンスが広がった。日本ツアーのレベルも間違いなく上がってきているとは思うのでうれしいですし、自分もそういうチャンスがあれば経験していきたい」。円熟味の増した31歳が世界を見据えた。(編集部・内山孝志朗)