米国男子ツアー

タイガー・ウッズが抱える心配事

2007/05/16 09:00

今のタイガー・ウッズには、「ザ・プレーヤーズ」での順位よりも気になることがたくさんあるようだ。この夏に初めて父親になるタイガーは、7月初旬には今年から始まる「AT&Tナショナル」のトーナメントホストを務めるなど大忙し。その大会についてや、膝の状態、そしてオークモントでの「全米オープン」など、記者会見で次のように語っていた。

タイガー・ウッズ
「膝の痛みはあります。30過ぎたら仕方ないのかなって思います。」

記者
「痛む膝の対処法は何ですか?」

タイガー・ウッズ
「トレーニングを続けること。」

記者
「もう一度手術を受けるとか?」

タイガー・ウッズ
「とんでもない。」

記者
「手術の必要はないのですね?」

タイガー・ウッズ
「ありません。」

記者
「スポーツ選手によくあるような後遺症でしょうか?」

タイガー・ウッズ
「膝もガタが来るということですよ。でもこれからも走ったり、筋力トレーニングをしたり、屈伸したりして鍛えるしかありません。それでもダメなら膝の関節を取り替えて、またトレーニングをする、その繰り返しですね。私がオークモントでプレーしたのは、雪が降った週の翌週でした。ラフはそれほど伸びていなかったし、グリーンは滑らかじゃなくてスローでしたね。次回行くときはそうじゃないことを祈ります。“AT&Tナショナル”に関しては、ほぼ毎日打ち合わせをしています。その意味でも“ターゲット世界チャレンジ”よりもずっと深く関わっていますね。ターゲットの場合、準備期間は一年ありますが、新しい大会に関しては4ヶ月しかありませんから、すべての面で急がなければなりません。そのためにもおそらく開催コースを2度、訪ねることになると思います。」

「ザ・プレーヤーズ」でのタイガーの37位タイは、2006年「全米オープン」で予選落ちを喫して以来、わずか2度目の4位以下の成績。過去3シーズンでは、25位以下で終わったのは6試合しかないが、それぞれ次に出場した大会ではすべてトップ3フィニッシュ。その中には、2005年の秋の「CA選手権」と、その年の「マスターズ」での2勝が含まれている。タイガーが次回出場するのは、99年から2001年に3連覇を果たしたことがあるジャック・二クラスの大会、「メモリアルトーナメント」だ。