石川、矢野は1アンダーの12位タイ発進/韓国オープン初日
韓国の天安市にあるウージョンヒルズCCで10日(木)、「韓国オープン」が開幕した。初日は晴天、微風と絶好のコンディションに恵まれる中、約2,000人のギャラリーが足を運んだ。昨年大会は4日間合計で約4,000~5,000人と、例年に比べ多くのギャラリーが動員されているという。今大会に推薦出場している石川遼と矢野東は、ともに1アンダーの12位タイ。首位に3打差と、まずまずの滑り出しを見せた。
1番ティから8時18分にスタートした石川は、前半を2バーディ、1ボギーで折り返す。後半に入り、11番のボギーを挟んで10番、11番とバーディを重ねたが、池に囲まれた13番パー3では「ピンが手前だったのでグリーンセンターを狙ったけど、プッシュアウトしてしまった」と、ボールは右手前の池へ。このホールを痛恨のダブルボギーとするが、最終18番をバーディフィニッシュとし、この日「70」(パー71設定)。「初日としては良いスタートが切れました。まだ3日間ありますし、最終日に上位を狙える位置で戦えることを目指します」と、優勝争いに向けて意気込んでいた。
10番からスタートした矢野は、8ホール連続パーで迎えた9番パー5で、残り30ヤードの3打目を直接カップに沈めてイーグル。後半は3パットが3回とグリーン上で苦しみ、3バーディ、4ボギーとスコアを落としたが、「3パット以外はガマンできていたし、自分の中では良いゴルフだな、と感じながらプレーしていた」と、納得の1アンダーでフィニッシュした。
4アンダーの首位タイにマイケル・ライト(オーストラリア)ら5人が並ぶ混戦模様。石川と共に推薦選手として出場しているダニー・リー(ニュージーランド)とロリー・マキロイ(北アイルランド)は、ともにイーブンパーの27位タイとしている。