ゴルフ練習場には午後8時以降の営業自粛を「協力依頼」 緊急事態宣言で1都3県
2021/01/08 14:15
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、菅義偉首相は7日、東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県を対象に緊急事態宣言を発出した。期間は1月8日~2月7日。ゴルフの扱いはどうなるのか?東京都への取材に基づき、説明を試みる。
都の総合防災部によると、宣言を受けた措置の基本となるのは不要不急の外出自粛の要請。「必要な買い物や通院も、できるだけ短時間で済ませてほしいという要請になる」(担当者)という。
ゴルフをすることは「屋外での運動」に当たり自粛要請の対象外と考えることもできそうだが、担当者は「線引きは一人ひとり違うので、難しい。ゴルフに行くことは必須だ、という人もいるでしょうし、そこは止められない」。ただ「できるだけ外出しないでくださいという要請なので…。最後はその人の判断です」と歯切れは悪かった。
一方、ゴルフ場やゴルフ練習場に関しては「運動施設」として、午後8時~午前5時の営業自粛への協力を依頼する。法律に基づいて自粛を要請する飲食店とは異なり、「8時以降の人出を少なくするため、法律に基づかないお願いベースとなり、協力金も出ない」という。酒類の提供は午前11時~午後7時とするよう依頼する。
埼玉、千葉、神奈川各県も同様の要請や協力依頼をする。埼玉、千葉両県の運動施設への協力依頼の対象期間は連休明けの12日(火)からとなる。
300打席を有するロッテ葛西ゴルフ(東京都江戸川区)は「営業時間をどうするかは今後、ロッテ本社が判断する。8日は通常通り午後10時までの予定です」としている。