通算129勝 青木功・中嶋常幸・倉本昌弘がイベントで500万円を寄付
男子プロゴルフの青木功、中嶋常幸、倉本昌弘が31日、静岡県の太平洋クラブ御殿場コースでチャリティイベントに参加した。3人が協力して回った9ホールのスコアにより、計500万円を御殿場市の新型コロナウイルス感染症対策推進基金に寄付した。
ティショットを各ホール担当制で打ち、2打目以降はベストボールを選ぶ変則スクランブル方式(パー3は全員が第1打を打つ)。1バーディにつき100万円のチャリティをかけ、5バーディを奪った。
1973年以降のツアー制施行後、3人で通算129勝。青木がこの日、78歳の誕生日を迎えたことで、年齢は合わせて207歳になった。中嶋は「昔のゴルフのプレースタイルはもう見る影もない3人だけど、どこかに面影がチラチラと出てくる。昔と比べながらも片鱗を見られた。やっぱり倉本は天才だったな、青木さんはすごかったなと思い出せた」と感慨深げ。
「80年代に青木さんとアメリカに行ったり、中嶋さんと国内で競い合ったり、きょう一緒にやってよみがえった気がする」と日本プロゴルフ協会(PGA)会長の倉本。青木さんとは“ひと回りとひとつ”(13歳)違うが、この年齢差があっても一緒にプレーできるのはゴルフの素晴らしさ」と語った。
男子のレギュラーツアーは今週の「フジサンケイクラシック」(山梨・富士桜CC)で8カ月ぶりにシーズンを再開させる。青木は日本ゴルフツアー機構(JGTO)会長として「今までガマンした分、今週出る人は目いっぱい、やりたい放題にやって(テレビで)観る人に感動を与えてくれれば。(自粛でゴルフを)できなかったときの過ごし方がこの試合で出ると思う」と期待した。ことしは福井覚治が日本で最初のプロゴルファーになってから100周年。「若い人、子どもたちに目標とされる選手がどんどん出てくるようにやっていきたい」と先を見据えた。
チャリティイベントの模様は10月30日(金)午後9時からBS-TBSで放送される。
※放送予定
「プロゴルファー生誕100周年 青木・中嶋・倉本 ドリームチャリティゴルフ」
10月30日(金)午後9時から同10時54分 BS-TBSで放送