コース閉鎖中のパインハースト 従業員救済のため豪華滞在プランを競売に

2020/03/29 18:17
2014年にはパインハーストで「全米OP」と「全米女子OP」を開催

「全米オープン」の開催コースとして知られるパインハースト(ノースカロライナ州)が、新型コロナウイルスの感染拡大によるコース閉鎖の影響に見舞われている従業員救済のため、様々な滞在プランを競売にかけている。

同コースのSNSでも告知されている競売は28日に始まり、米国東部時間の30日午後8時30分に締め切られる。

■ 天才設計家の家に宿泊

パインハーストの設計でも知られる名匠ドナルド・ロス。パインハーストNo.2コースの3番グリーンそばにある彼が暮らした家に泊まり、No.2とNo.4コースのフォーサム3ラウンドを楽しめる2泊3日プラン。カクテル片手に地元の専門家からパインハーストの歴史を学べるレッスンもついてくるという。日本時間29日午後6時時点の入札額は1万6800ドル(約185万円)。

■ 10コースすべて満喫

リゾート内にあるカロライナホテルに6泊し、パインハーストの10コースすべてを回れる2人向けプラン。日本時間29日午後6時時点の入札額は8600ドル(約94万6000円)。

■ 著名設計家と一緒に

2016年のリオデジャネイロ五輪開催コースなども手掛けたコース設計家のギル・ハンスと一緒に秋のNo.4コースを回る4人向けプラン。日本時間29日午後6時時点の入札額は8100ドル(約89万1000円)。

15のプランが競売にかけられており、収益のすべてはパインハースト従業員救済基金に回る。現在はコースが閉鎖されているため、「安全になり次第、サービスをお楽しみいただけます」としている。