2007年 女子ワールドカップ

最終ホールに潜んでいた魔物!!チームジャパン15位に低迷!

2007/01/21 00:00
チームジャパンにとっては後味の悪い上がりとなった

南アフリカのサンシティにあるゲーリープレーヤーカントリークラブで行われている「ワールドカップ女子ゴルフ」の第3回大会。2日目は1チームで1つのボールを2名が交互にうつフォアサム方式で競技が行われた。

初日11オーバーの14位タイと出遅れた日本の諸見里しのぶ上田桃子の2人は、2日目以降の巻き返しを誓いコースに登場した。スタートの1番ティグラウンドでドライバーを持ったのは上田桃子。距離の長いホールで上田がティショットを行うというのは、日本を発つ前に諸見里しのぶが明かした作戦どおりだ。

序盤は3番まパーセーブが続いたが、4番で諸見里のティショットはフェアウェイ左サイドのバンカーへ。このホールをボギーとし、12オーバーへ後退。6番では諸見里が確実にフェアウェイを捕らえると、上田がピン1メートルに絡め、諸見里がきっちりバーディパットを沈めた。

バーディを奪った後は勢いに乗りたいのだが、今大会の2人はその勢いを掴みきれていない。続く7番パー3で上田のティショットはグリーン左のバンカー。リカバリーで1.5メートルに寄せるがパーパットが決まらず再びスコアを落としてしまう。

さらに8番もティショットでフェアウェイを捕らえられずボギーを叩くと、折り返しの9番ではフェアウェイから諸見里がグリーンを捕らえられず、上田の寄せもカラーまで。3連続ボギーで前半を終了。

前半の3連続ボギーを打ち切るスタートを切った後半。14番まで4連続パーをセーブし15番でこの日2つ目のバーディを奪った。これまでバーディの後にスコアを崩していたが、今回はその後の16、17番でもバーディを奪い、この時点で13オーバーの12位まで順位を上げていた。

そして迎えたこの日の最終18番のパー5。諸見里のティショットは大きく右に曲がり林に吸い込まれた。2打目の上田はフェアウェイに出すが、少し大きくセミラフへ。3打目でグリーンを狙った諸見里のショットはグリーン手前の池。5打目となった上田のショットもなんと同じく池!7打目で諸見里がグリーンに乗せたが、そのから2パットでこのホール痛恨の「9」となってしまった。

ラインを読む4人
15番でバーディを決めた上田桃子
18番のティショットは林の中へ
応援してくれたファンにサインのお返し

2007年 女子ワールドカップ