日本は5位タイに浮上! 首位と5打差で最終日へ
第4回ワールドカップ女子ゴルフの2日目が、南アフリカのゲーリープレーヤーGCで行われた。この日も朝から曇り空で、時折雨がぱらつくあいにくの天気。灼熱のイメージとは程遠い、肌寒い中でのラウンドとなった。
昨年は最終ホールで「9」を叩くなど苦戦した2日目のフォアサムマッチ。日本チームは奇数ホールのティショットは諸見里しのぶ、偶数ホールのティショットは佐伯三貴が担当する。2年連続出場の諸見里にとっては去年と逆の分担になったが、「パー3が多いし、今年は奇数で行こう!」と思い、決めたという。
立ち上がりの1,2番をナイスパーで切り抜けた日本チームは、3番パー3でティショットがバンカーに捕まりボギー、5番パー5では2オンを狙った佐伯のショットが右の林に入ってアンプレヤブルとなり、5オン1パットのボギーとしてしまう。
しかし、7番パー3で諸見里がティショットを1mにつけてこの日初めてのバーディを奪うと、続く8番では左のラフから諸見里が3mにつけ、これをきっちりと佐伯が沈めて連続バーディ。折り返した11番パー5では、諸見里が3打目を50cmにつけて、通算7アンダーまでスコアを伸ばした。
だが、「やってはいけないミスをしてしまった」という、13番パー3の諸見里のティショットは、グリーンを大きくショートして手前の池に入れてしまう。3打目でグリーンに乗せたものの2パットでダブルボギーとしてしまった。
18番のティショットを打つ前に、雷雨の為に約1時間中断となったが、再開後の3打目でピン上3mに乗せると、諸見里が昨日に続いてこのパットを沈めてガッツポーズ。この日「72」の通算6アンダーで、首位のフィリピン、韓国と5打差の5位タイと好位置をキープした。
「今日一日、良い悪いがはっきりしていて最悪のゴルフでしたが、最後にバーディを獲ってイーブンで上がれたので、また明日新しい気持ちで臨めます」という佐伯と、「途中でダメだと思ったけど、5番のティショットから思いっきり行くって切り替えられました」という諸見里。ここ2年続けて10位台だった日本チームだが、第1回大会以来の優勝も可能な位置で最終日を迎えることとなった。