2011年 エビアンマスターズ by Societe Generale

宮里藍、佐伯三貴、笠りつ子ら日本勢が好発進!

2011/07/22 02:15
後半巻き返して4アンダー。納得の表情でホールアウトした宮里藍

フランスにあるエビアンマスターズGCで開催されている米国女子ツアー第13戦「エビアンマスターズ」の初日、宮里藍笠りつ子佐伯三貴の3人の日本人選手が、首位と1打差の4位タイと好発進を見せている。

曇り空の下でスタートしたこの日。午前中は小雨がぱらつき、時折強い雨も降るあいにくの天気。しかし、雨の影響でグリーンは軟らかくなり上位はスコアの伸ばしあいとなる。そんな中で首位に立ったのは、通算5アンダーのカレン・スタップルズ(イングランド)とマリア・ヨース(スウェーデン)、アン・シンエ(韓国)の3選手。宮里藍、笠、佐伯の他、3選手が首位と1打差で続いている。

<09年の再現なるか!?首位と1打差の宮里藍

自身初のLPGA優勝を飾った思い出の大会。初日の宮里は6バーディ1ダブルボギーの「68」。「5番でダブルボギーを叩いた後、自分をコントロールしてよく戻すことができた」と、爽やかな笑顔を見せた。ここ最近の課題となっていたパッティングは、「休みや練習の時に考えるのはいいけど、試合になったら考えないでおこうと思った」と、直感重視でフィーリングを取り戻した。09年の再現へ、初日は上々の滑り出しとなった。

一時は8アンダーまでスコアを伸ばしたが、結局は5アンダー。それでも好調さに表情は明るい

<首位に立つのは3カ国の3選手>

通算5アンダーの首位には3カ国の3選手が並んでいる。終盤までは首位を独走していたヨースだったが、上がり3ホールを連続ボギーとして通算5アンダーへ後退。「もちろん、臨んでいたフィニッシュではなかったけど、5アンダーは良いスコア。良いプレーだったわ」と前向き。スタップルスは「天気が難しかった。こういうコンディションでやるのは久しぶり。アメリカで雨といえばサンダーストームなので、プレーはしない。レインウェアを着たり、脱いだりするのに慣れる必要があった」と言うが、ベテランらしく後半の6バーディで一気に首位に並びかけた。

「初めてなので楽しみにしていた」という今大会。早速の好スタートに笑顔がはじけた

<笠、佐伯も好スタート>

第4組でスタートし、4アンダーでホールアウトした笠りつ子は記者会見場へと呼ばれた。海外での初めての試合。緊張は無かったという笠は「パターが良かったのでスコアになりました」と笑顔。一通り記者たちの質問が終わると、「写真を撮りたい!」と会見場で記念撮影。早速、思い出の1ページに刻み込んでいた。

午前中はほとんど雨。午後になって晴れ間も見えたが、時折スコールのような強い降雨。そんな中で最終ホールを迎えた佐伯は耐えられずボギーフィニッシュ。明日以降の爆発に期待
少しでも低い位置からラインを読むほうが分かりやすい、ということで、こんなスタイルに。そういえば、ウィはいつから中尺パターにしたんだっけ?
エビアンの新鮮な水を飲んで生活している鳥たちは、さぞかし健康なんだろうなあ
雨の日のラウンドで大切なことは、グリップを濡らさないこと。そのためにはタオルをなるべく濡らさないこと。でも、頬についた雨を拭いちゃった
午後8時過ぎ、夕日がエビアンに差込み、コースを照らした。すでに全選手がホールアウトした後なので、こんなきれいな風景を独り占め!にできないので、ここでお見せします

2011年 エビアンマスターズ by Societe Generale