2011年 全米女子オープン

初日はサスペンデッド! 藍が暫定3位、美香が暫定6位

2011/07/08 08:24
悪天候によりサスペンデッドとなる中、宮里藍が3ホールを残して暫定3位タイと上々の滑り出し!

海外女子メジャー第3戦「全米女子オープン」が7月7日(木)、コロラド州にあるブロードムーア(イーストコース)で開幕。その初日は悪天候に見舞われ、午後3時12分に降雨の影響によりサスペンデッドに。第一ラウンドの残りは、明日の午前7時45分に再開される。

2アンダーで暫定首位に立っているのが、クリスティ・カー(15H終了)とアマチュアのエイミー・アンダーソン(12H終了)。1アンダーの暫定3位タイに、15ホールを終えて4バーディ、3ボギーとしている宮里藍、韓国の朴仁妃(17H終了)らがつけている。

他の日本勢では、17ホールを終えた宮里美香がイーブンパーの暫定6位タイ。14ホールを終えた馬場ゆかりが4オーバーの暫定39位タイ、16ホールを終えた野村敏京が5オーバーの暫定54位タイ。上田桃子は7オーバーの暫定68位タイでホールアウト。午後スタートの横峯さくら諸見里しのぶはスタートできていない。

中断間際の5番、6番で連続バーディ。ガッツポーズにギャラリーも沸く

<暫定首位はベテラン・カーとアマチュアのアンダーソン>

「まるで動物園のようだったわ。みんな外に出てプレーを終えたがっていた。特に1ホールしか残していないような選手たちは!だって明日の7時45分にここに来ないといけないし、多分それで第2ラウンドはスタートできないんだから」。初日を2アンダーの暫定首位タイで終えたエイミー・アンダーソンは、早々にこの日のラウンドがキャンセルされた時のクラブハウスの様子をこう伝える。

今度の日曜日に19歳になるノースダコタ州出身のエイミーは、1歳半年上の兄・ネイザンがキャディを勤め、初めての全米女子オープンに挑んでいる。この日は13番グリーン上で競技を終えるまで2バーディノーボギー。フェアウェイキープは89%、パーオン率75%と安定したゴルフを見せた。「明日は1番ホールからスタートするようなつもりでラウンドするわ」と、2日目も新たな気持ちで競技を続ける。

一方、2007年の全米女子オープンチャンピオンで、今年で16回目の出場となるクリスティ・カーは堂々たるもの。残り3ホールを残して2アンダー、あと少しのところでホールアウトできなかったが、「(全米女子オープンは)そういうもの」と受け入れる。「暗くなるのは20時半とか21時だから、(キャンセルを知って)ショックだった」と、この日の決断に驚きを隠さないが、「まだスタートしていない選手もいるし、これは週末に向けて連鎖的な影響が出る。月曜フィニッシュになるとしても、少なくとも翌週はオープンウィークだから…」と、早くも週末まで見通していた。

おしゃれだけでなく、プレーでも実力を発揮。13ホールを終えて+1(暫定15位タイ)
16才ながらメジャー大会では好成績をマークし続けている。15番を終えて+5と苦しいスタート
トップと1打差の暫定3位タイ!スタートホールでバーディを取ってすぐに中断のホーンが鳴った
ホールが進むにつれて調子が上がってくるのが美香のパターン。明日以降に期待
ショットは切れがあり、パッティングも好調。今週は優勝争いを期待しよう
コースの西にはロッキー山脈に続く山がそびえる。雲や風向きにも影響を与えている
バーディが来ないがなんとか耐えている。パットが入れば上位も狙える
下半身が消えた!カモフラージュが効果を発揮?
昨日に続いて今日の初日も雷雨に泣かされた
”洋芝はボールが沈んでいるように感じる”と言われる。この写真からも分かりますか?

2011年 全米女子オープン