“新女王”山下美夢有が首位発進 渋野日向子3打差10位
◇国内女子メジャー◇JLPGAツアー選手権リコーカップ 初日(24日)◇宮崎CC(宮崎県)◇6487yd(パー72)
今季の優勝者やメルセデスランキング上位者全40人が出場する最終戦が開幕した。2週前の「伊藤園レディス」を制し、史上最年少女王に輝いた山下美夢有がボギーなしの6バーディ「66」でプレー。今季5勝目へ6アンダー首位発進を決めた。
今季の勝利に幾度となく貢献したショットが光った。この日はフェアウェイを外したのも、グリーンを外したのもそれぞれ1ホールのみで、出だし1番から110ydをPWで手前3mにつけてバーディを先行。4番で101ydを48度でピン手前4mにつけたのを沈めると、後半は11番(パー5)で2m、12番(パー3)1m、13番(パー5)3m、14番ピン奥1mを入れて4連続バーディでトップへかけ上がった。
「本当にショットもすごく安定して、しっかりマネジメントもやれている。まずは目標にしていたアンダーパーで回ることができて良かった」。ティフトン芝が入り混じるグリーン周りは特に意識してプレーし、「一打、一打集中してやっていた結果がこうして6つも“潜る”ことができたので、あしたもこのプレーを引き続きできるようにしたいなと思っています」と意気込んだ。
2週連続優勝を目指す藤田さいきが2イーグル2バーディ、1ボギーの「67」で回り、渡邉彩香、セキ・ユウティン(中国)、イ・ミニョン(韓国)、菊地絵理香とともに2位につけた。
タイトル連覇がかかる三ヶ島かな、稲見萌寧、申ジエ(韓国)が4アンダー7位。
前週に米女子ツアーを戦って帰国参戦した渋野日向子は4バーディ、1ボギーの「69」。上田桃子、鈴木愛らと並んで3アンダー10位で終えた。
次週に米女子ツアーの最終予選会を控える西村優菜が1アンダー18位。同じく渡米予定の勝みなみは1オーバー27位。
ランキング2位の西郷真央は「83」で11オーバー40位と出遅れた。
<上位成績>
1/-6/山下美夢有
2T/-5/渡邉彩香、セキ・ユウティン、イ・ミニョン、菊地絵理香、藤田さいき
7T/-4/三ヶ島かな、申ジエ、稲見萌寧
10T/-3/吉田優利、渋野日向子、鈴木愛、上田桃子、堀琴音
15T/-2/金田久美子、佐久間朱莉、永井花奈