鈴木愛の4連勝なるか 賞金女王争いは佳境、シード争い最終局面
◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 事前◇エリエールGC松山(愛媛県)◇6580yd(パー72)
2019年の国内女子ツアーは出場が限られる最終戦を含めて残り2試合。賞金シード、賞金女王の行方が懸かる今大会は21日(木)から4日間競技で行われる。前年大会は最終日を首位から出た勝みなみが“無傷”の7バーディ「65」で回り、通算20アンダーでプロ転向後初のツアー優勝を飾った。
前週「伊藤園レディス」で優勝賞金1800万円を加算し、6月以来の賞金ランキングトップに返り咲いた鈴木愛には4週連続優勝が懸かる。過去に同記録を達成したのは1973、74年の樋口久子のみ。45年ぶりの快挙とツアー制度施行(1988年)後では史上初となる記録に挑む。
大会の優勝賞金は1800万円。賞金ランク1位の鈴木を774万8470円差で追う同2位の申ジエ(韓国)、同3位で2431万1351円差の渋野日向子と3人の賞金女王争いは佳境を迎える。
予選ラウンドでは、鈴木は原英莉花と柏原明日架と同組に。申は比嘉真美子と穴井詩、渋野は勝と小祝さくらとプレーをともにする。
そして、今週で決着を迎える来季の賞金シード権争い。今大会終了時点で同ランク50位以内に入れば、20年シーズンのシード権を獲得する。50位の濱田茉優と51位の金澤志奈の差は101万4989円。臼井麗香(57位)、原江里菜(60位)らが圏外で名を連ねる。
大会前の18日(月)に、ともにツアー引退を発表した、通算7勝の佐伯三貴は今大会が最終戦、3勝の一ノ瀬優希もラストとなる可能性が高い。
次週の最終戦「リコーカップ」(優勝賞金3000万円)の出場権は、今大会終了後の賞金ランク30位までの選手と今季ツアー優勝者に与えられる。
<主な出場予定選手>
勝みなみ、渋野日向子、上田桃子、申ジエ、鈴木愛、イ・ボミ、大山志保、柏原明日架、小祝さくら、原英莉花、有村智恵、香妻琴乃、成田美寿々、原江里菜、比嘉真美子、河本結、古江彩佳、一ノ瀬優希、佐伯三貴