鈴木愛に賞金トップ浮上のチャンス 畑岡奈紗は“デビュー”の地へ

◇国内女子◇樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント 事前情報◇武蔵丘GC（埼玉）◇6580yd（パー72）

海外メジャー1勝、国内ツアー通算69勝を遂げたレジェンド、樋口久子（現日本女子プロゴルフ協会相談役）の名を冠したトーナメントが27日（金）に開幕する。優勝賞金1440万円（総額8000万円）がかかる一戦で、賞金ランク上位の海外勢は不在。4年ぶりの日本人賞金女王に向け、同ランク2位の鈴木愛にはトップ浮上のチャンスがある。

同ランク1位のキム・ハヌル、同3位イ・ミニョンの韓国勢、同4位のテレサ・ルー（台湾）はシーズン終盤の高額賞金大会に備えて欠場。約476万円の差でトップを追う鈴木は単独4位以上でキムを抜く。初日は笠りつ子、大会連覇を目指す申ジエ（韓国）と同じ組でプレーすることが決まった。

前週「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」を制した上田桃子は欠場するが、直近出場4試合で2勝の畑岡奈紗が参戦する。畑岡は当時16歳のアマチュアだった2015年大会でプロツアーに初出場。初日から首位を走り、最終日に後退して7位で終えたが、鮮烈なデビューを飾った。初日は2013年大会を制したイ・ボミ（韓国）、比嘉真美子と同組になった。

前週、途中棄権したアン・シネ（韓国）は永井花奈、新海美優と初日同組で回る。

＜主な出場予定選手＞
申ジエ、有村智恵、アン・シネ、イ・ボミ、柏原明日架、菊地絵理香、香妻琴乃、鈴木愛、西山ゆかり、畑岡奈紗、原江里菜、比嘉真美子、堀琴音、森田遥、吉田弓美子、葭葉ルミ、笠りつ子、渡邉彩香