1997年 中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン

高村亜紀、18番で逆転勝利を飾る

1997/05/25 18:00

最後の最後までわからなかった。最終18番、ほぼ同じ距離のパーパット。高村が先に沈め、黄璧洵が外した。「去年の女子オープンを勝ってから体調を崩して、ひたすら走ったり食事に気をつけたりをしていました。今年もピークは夏ごろと思っていたので、焦ってはいなかったんですが...」勝ってしまったジャンボ高村。こうなったら賞金女王も目指したい。「狙うというんじゃなくて、結果的にそうなるのがベターですよね。ベストを目指すと大変だから、いまはベターを目指します」

黄璧洵は出だし1番2番でボギー。「これで勝てないなと思いました。あとは我慢してスコアを落とさないようにプレーしたんです」という。しかし2バーディ、5ボギーと落としてしまった。最後のパットは「グリーンが早いし、2パットでもいいという気持ちでした」。表情は意外にサバサバしている。

1997年 中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン