横峯が逃げきって今季2勝目!有村は届かず2位
2009/05/31 17:15
千葉県にある千葉廣済堂CCで行われている国内女子ツアー第11戦「廣済堂レディス」の最終日は曇り空でほぼ無風。時折雨がぱらついたが、好条件にスコアの伸ばし合いが予想された。
3打差のリードを持って首位スタートした横峯さくらに、有村智恵が必死に食らいつく。3番パー3では、ピン上5mにつけた横峯に対し、有村が先に8mのパットをねじ込みバーディ奪取。しかし、横峯もこのバーディパットを入れ返して3打差は変わらない。
6番パー5では、ティショットでフェアウェイセンターをキープした有村が勝負に出る。「今日は行くしかないと思っていた」と、レイアップした横峯を尻目に果敢に2オン狙い。3Wで打った第2打はグリーン手前のラフで止まり、アプローチも6mショートしたが、このバーディパットを沈めると、3打目で1.5mにつけた横峯のバーディパットはカップに蹴られ、差は2打に縮まった。
折り返した10番で3mのバーディパットを沈めて再び3打差とした横峯だが、13番ではアプローチを1mに寄せるも、このパットが決まらず53ホールぶりにボギーを叩いてしまう。しかし、追いかける有村も後半はスコアを伸ばせず、2打差で迎えた最終18番はパーオンに成功した横峯が、50cmのウィニングパットを決めて逃げ切り勝ち。トーナメントレコードに並ぶ通算13アンダーで、今季2勝目、自身通算11勝目を達成した。
今季の目標とする賞金女王獲得へ向け、「まだまだ3分の1くらいだけど、少しずつ近づいていると思う」という横峯は、賞金ランキングでは2位の三塚優子に1000万円以上の差をつけて首位に立っている。
通算11アンダーの単独2位は有村、1打差の3位タイにはこの日ベストとなる「66」で回った諸見里しのぶと若林舞衣子が入った。