有村智恵、単純思考で首位発進!横峯らが追いかける
千葉県にある千葉廣済堂カントリー倶楽部で、国内女子ツアー第11戦「廣済堂レディスゴルフカップ」が開幕した。大会初日は朝から小雨が降るあいにくの天気となったが、昼前に持ち直し、午後は時折強い風も吹いたものの、曇り空の1日となった。
初日、5アンダーで単独首位に立ったのは有村智恵。2番で4mを沈めたのを皮切りに、そこから3連続バーディ奪取。さらに、6番でもバーディを奪って4アンダーとしたが、7番では1mのパーパットがカップを半回転して入らずに、ボギーとしてしまう。続く8番でも第2打をグリーン奥のベアグラウンドに外し、アプローチは手前のカラーまで達してしまうが、そこから15mのパットをねじ込みパーセーブ。「ラッキーとしか言えないです」と笑ったが、このピンチを切り抜けると、直後の9番、10番で連続バーディ。勢いを感じさせるラウンドで首位に立った。
「ショットの調子が良いので、ドライバーをしっかり打てれば、バーディチャンスにつけられる。とにかくバーディを沢山獲ろうと思いました」と振り返った有村。昨シーズン終盤は不調に喘いでいたが、「調子が良い時は、良いイメージの通りに打てている。イメージが出ないのは、自信が無いから。自信が無いのは、練習が足りないから。考えるより練習しようと単純に考えるようになりました」と、精神的にも成長した。
その有村を1打差で追いかけるのは、4バーディノーボギーのラウンドに「ノーボギーは凄く良かった」と笑顔の横峯さくらとキム・ソヒの2人。さらに1打差の4位タイに、竹末裕美、下川めぐみ、イジウの3選手が続いている。
昨年優勝の飯島茜は、1アンダーの13位タイ。前週優勝のイム・ウナは、イーブンパーの21位タイにつけている。なお、古閑美保が第1ラウンドスタート前に左手首痛で棄権している。また、日下部智子は6番ホールで救済のドロップ位置を間違え、本来は2打罰を加えるべきところをそのままスコアを提出した為、過少申告で失格となっている。